デスクトップ検索にもメタ検索手法を用いる製品登場デスクトップ検索分野に新たな製品が登場した。他製品のように独自のインデックスを構築するのではなく、他のアプリケーションが作成したインデックスを利用するアプローチを採用した製品だ。
Web 検索などで、独自のインデックス化データベースを構築せず、ほかの (基本的に複数の) 独自インデックスを持つ検索エンジンを利用する検索機能の形態を、メタ検索と呼ぶ。研究開発期間を終え、本格的に始動したばかりの Intellext が提供を開始したデスクトップ検索ツール『Watson』は、いうなればメタデスクトップ検索エンジンと呼ぶべきものだが、文脈解析を備え、関連すると思われる項目をユーザーの作業内容に応じて自動的に示すことができる。 Intellext の創業者で、CTO を務める Jay Budzik 氏は、この「先取り検索」機能について、ユーザーが存在にすら気づいていない情報を、思いもよらない場所から検索してくると述べた。 Watson は、複数の Web 検索エンジンやオンラインニュースサイトのほか、他のデスクトップ検索アプリケーション、調査レポートなど会員制のコンテンツ、Blog ホスティングサービスなどから情報を収集するほか、企業が社内に持つナレッジマネージメント システムや、データベース、イントラネットも収集対象にする。 Budzik によれば、Watson の先取り検索を使うと、ナレッジマネージメント システムが抱える問題、すなわち、ユーザーが自ら情報を探しに行き、自分で結果を見て適切な検索結果を選び出さなければならない点を、解消できるという。また、ユーザー自身が探そうとすら思わなかった情報も見つけ出すという。 Watson は、ユーザーインターフェースとして Microsoft の『Office』製品や Web ブラウザ『Internet Explorer』(IE) のウィンドウ上に、検索結果表示ボタンを表示する点や、メタ検索という手法など、blinkx の Web/デスクトップ統合検索製品と似ている。しかし blinkx の製品は、Web 検索こそ Watson と同じくメタ検索だが、デスクトップ検索については、独自のインデックスを構築および更新するので、「メタデスクトップ検索」ではない。 Intellext の CEO、Al Wasserberger 氏によると、インデックスを持たない手法を用いることで、他のアプリケーションがすでに持っているファイル管理情報を、わざわざ専用に構築しないため、コンピュータ上の資源を浪費しない軽量なツールが実現するメリットがあるという。 現時点で Watson が統合可能なデスクトップ アプリケーションは、Microsoft の『Word』『Outlook』『PowerPoint』『IE』で、対応しているデスクトップ検索ツールも『X1』のみだ。ただし、X1 以外のデスクトップ検索製品との統合作業を進めている最中だと Budzik 氏は明言した。 Watson には利用規模に応じて、『Watson Standard』『Watson Professional』『Watson Enterprise』の3種類がある。どのバージョンも、業務利用に堪えるツールなら、有償でも使いたいという企業ユーザーを対象としている。Watson は製品をカスタマイズすることにより、社内イントラネットだけでなく、さまざまな企業情報システムに接続できるという。なお Watson Standard は、30日間の無償試用が可能だ。 関連記事 最新トップニュース
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