Microsoft (NASDAQ:MSFT) の会長兼最高ソフトウェア開発責任者 (CSA) の Bill Gates 氏は15日、セキュリティ強化を施した Web ブラウザの最新版『Internet Explorer (IE) 7.0』を発表した。Gates 氏はほかにも、セキュリティに対する同社の新たな取り組みについて述べ、主要製品全般にわたってセキュリティ機能の向上を図る考えを明らかにした。
Gates 氏によると、『IE 7.0』は新たなセキュリティ機能を搭載し、まずは最新のサービスパック (SP2) を適用した『Windows XP』ユーザーを対象にリリースするという。その他の Windows ユーザーは、2006年リリース予定の次期 Windows『Longhorn』の登場まで待つことになる。
最新版 IE はこれまで、次期 Windows のリリースに合わせて登場する見通しだっただけに、これは重大な予定変更だ。Gates 氏はさらに、昨年12月に買収した GIANT Company Software から獲得したスパイウェア対策製品の個人向け最終製品版を、追加料金なしで Windows ユーザーに提供する計画も明らかにした。同製品『Windows AntiSpyware』は、目下ベータ版が提供中だ。
セキュリティ分野で存在感を増しつつある Microsoft が IE をアップデートすれば、セキュリティ/ウイルス対策ソフトウェアメーカー各社が、新たな対抗戦略を打ち出してくることは必至だ。Gates 氏によると、Microsoft は年内に、業務用途と個人用途を含め、さらに機能を拡大したウイルス対策製品を複数リリースする計画という。
Gates 氏はさらに、ファイヤーウォール製品『Internet Security and Acceleration (ISA) Server 2004』エンタープライズ エディションのメーカー向け出荷を発表した。同エディションは、より高度なアクティブ ディレクトリ コントロールを導入し、企業全体の認証/コントロールレベルを拡張している。