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2005年3月16日 00:00

HP がナノテクノロジ移行方針を発表

著者Michael Singerオリジナル版を読む海外海外発
Hewlett-Packard (HP) は14日、将来的な必要性に対処すべく、同社始まって以来初めてナノテクノロジへの移行計画を発表した。

HP (NYSE:HPQ) は創業以来40年にわたり、コンピュータやプリンタ製品の機能強化について、シリコン製の半導体とムーアの法則に頼ってきたが、今後の約40年間は、全面的にサブミクロン領域の道を歩むという。

HP の上級研究員で、同社の量子科学研究所 Quantum Science Research (QSR) のディレクタ Stan Williams 氏は、声明の中で次のように語った。「わが社には、コンピューティングの世界を、シリコンから分子スケールエレクトロニクスの世界へと移行させる実際的かつ包括的な戦略があると考えている」

HP は分子エレクトロニクスの開発を進めるにあたり、3面立てのアプローチを採ると述べた。全体的な構想は、従来のトランジスタの後継技術となり得るクロスバー構造に基づくという。残り2つのアプローチは、ナノメートルの世界を支配する量子効果を研究すること、および一定の予算内でナノエレクトロニクス部品を生産する方法を、製造提携先と共に見出すことだ。

半導体業界はかねてより、製造と研究開発の両方で、サブミクロン領域に関して盛んに動いている。それは HP に限らず、IBM (NYSE:IBM)、Intel (NASDAQ:INTC)、Texas Instruments (NYSE:TXN)、富士通なども同様だ。今後 HP は分子エレクトロニクスの分野で、各半導体大手と新たな競合関係に入ることになる。

現行の半導体の場合、高性能化に伴う発熱量の増大と性能限界があることから、ナノテクノロジ化を求める声が高まっている。米国半導体工業会 (SIA) によると、標準的な CMOS 素子は15年以内に限界に達し、その後プロセッサおよび関連半導体製品には、新たな素材やデバイスが必要になるという。

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