商業化の可能性に注目が集まるポッドキャスト先ごろポッドキャストクライアント『iPodder』の新版 2.0 が公開となった。新興のポッドキャスト市場には、現在注目が集まっている。
iPodder 2.0 は、機能面が大幅に向上したほか、見た目も洗練度を増した。開発者らは、ポッドキャスト技術は成熟しており、本格的な活用もできる環境が整っていると確信を見せる。 ポッドキャスト技術とは、RSS フィードの「enclosure」要素を音声コンテンツ配信の共通基盤として利用するもので、ユーザーは Blog のフィードを購読するのとほとんど変わらぬ方法で、配信元が提供するフィードを購読し、そこから音声コンテンツを利用できる。一般にクライアントソフトはメディア プレーヤー ソフトと連動し、携帯型オーディオ プレーヤーにコンテンツを転送することもできる。当初 Apple の『iPod』を中心として活用が広まったため、商品名にちなんでポッドキャストという名が付いた。 すでに普及は著しく、iPodder 開発者によると昨年8月以来ダウンロード数は12万5000件を数えたという。またディレクトリサイトの『iPodder.org』によると、常時活動を把握しているポッドキャスト フィードの数は、4123に上るという。 ポッドキャストによるコンテンツ提供 (ポッドキャスティング) は、今のところほとんど商業化していないが、それはポッドキャストに商業化に足るだけの可能性がないということではない。 たとえば MessageCast は、ポッドキャスティングの市場潜在力に確信を持つ企業の1つだ。同社 CTO の Dave Hodson 氏は取材に対し、次のように語っている。「ポッドキャスティングは本物だ。時間にとらわれずに利用できるメディアへの移行は一般化している。デジタルビデオレコーダを、しばらく使っていた人から取り上げようとしたらどうなるか、考えてほしい。ポッドキャスティングは、従来のマスメディアからニッチ市場型でより小規模のメディア世界への移行を示すものだ」 MessageCast の『LiveMessage』通知サービスは、RSS フィードの提供者に情報を登録してもらい、更新情報を Eメール、インスタントメッセージ、RSS など、さまざまな形態でユーザーに知らせるサービスだ。ポッドキャストも情報伝搬メカニズムとして RSS を用いるため、LiveMessage による更新通知が可能だ。同社はこの通知システムにコンテンツ連動型広告の掲載を計画している。 iPodder の中核となる開発チームもまた、同アプリケーションが持つある種の商用的側面について認識している。 iPodder の中心的な開発者 Andrew Grumet 氏は次のように語った。「ブランド化した iPodder の提供について、多大な関心が集まっている。企業や団体などが、自社サイトからのダウンロード用として、独自のロゴマークやデフォルトの購読フィードを設定した iPodder を提供したいと言っている」 「こうした要望に対する対応は始めており、今後もこの面について機能を強化していく」と Grumet 氏は述べた。 最新トップニュース
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