動的言語にも対応、Sun の開発プロジェクト『Coyote』Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) は、これまで『Java』が汎用性の高い万能プログラミング言語だと謳ってきたが、最近はそれほど万能ではないと認めつつある。
同社によれば、『Python』『Perl』『Parrot』などといった動的なスクリプト言語に対し、関心や人気や評判が急速に高まっているという。同程度の機能を持つプログラムを書く場合、Java だけを使うのに比べてプログラムコードの分量が少なくて済むというのが大きな理由だ。 そのため、Sun はこうした時流に逆らう戦略はとらず、『Coyote』と呼ぶ新しい開発プロジェクトを立ち上げた。同プロジェクトの目的は、統合開発環境 (IDE)『NetBeans』による動的言語を使ったプログラミングを支援するために、モジュールを作成することだ。成果は、『Sun Public License』(SPL) ライセンス契約のもとで開発者に提供する。 Sun の技術責任者で『XML』の共同開発者でもある Tim Bray 氏は、取材に応えて次のように語った。「Java はとりわけ優れたスクリプト言語ではない。小規模アプリケーションにおける制御フローを処理するには、動的言語の方が優れている。少しのコードですむプログラミングなら、馴染みのある言語を使いたいと考える人が多い。その言語が Java だろうが、ほかの動的言語であろうが、われわれにとって問題ではない。すべての言語を完全に対等に考えている」 Sun は、Coyote プロジェクトを、NetBeans プラットフォームの普及拡大に利用できるかもしれない。NetBeans IDE は、同社のライバルの IBM (NYSE:IBM) や BEA Systems (NASDAQ:BEAS) などが支援している『Eclipse』プロジェクトと熾烈な競争関係にある。両陣営とも開発者の取り込みに熱心だが、その際 Coyote プロジェクトが役立ちそうだからだ。 Coyote プロジェクトが対応する言語は、当面のところ『Groovy』と『Jython』しかない。しかし、Bray 氏は楽観的で、同プロジェクトがより多くの言語に対応した共通フレームワークに成長すると見ているという。 関連記事 最新トップニュース
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