Microsoft、新版プロ仕様グラフィックソフトのベータ提供を開始Microsoft (NASDAQ:MSFT) が、新版プロ仕様グラフィック作成ツール『Acrylic』の無料ベータ提供を開始した。
Acrylic は、デザイン業務用途に対応するグラフィックツールで、ベクタ画像とピクセル画像を作成できる。Microsoft の開発者向け製品マネージャ Forest Key 氏は同製品について、「Adobe Systems (NASDAQ:ADBE) の『Illustrator』を補完する以上の、高い付加価値を持った製品だ」と説明した。 Acrylic ベータ版は、Microsoft が2003年に Creature House から買収した『Expression』をベースにしている。従来版の Expression は、2004年5月から無料でダウンロード配布中だ (日本語環境ではライセンスの関係か起動しない)。 Key 氏の説明によると、デザイン業界では複数のソフトウェア ツールを使用することが多いが、Acrylic の特長は、アクリル絵の具やチョーク、水彩絵の具などを使って描いたような効果を創れる点だという。 「(基になった) Expression は、ベクタ手法による有機的なメディア作成能力で有名だった」と、Key 氏は語る。スプライン曲線を使用するベクタ グラフィックは、デザイナがアートワークの状態を維持しながら修正を施すことができる。このベクタ グラフィック機能は、Acrylic の中核能力なのだが、これに Microsoft は、強化したピクセル画像作成機能を加えた。Key 氏によると、Microsoft は Expression を維持し続けるかどうか決めかねていたという。 「ピクセル描画機能は、たとえば影付けや色補正などを行なって、ユーザーが求める自然な見た目を創り出すことが可能だ。(ベクタ機能とピクセル機能を) 単一の統合作業環境に組み込んだため、ピクセル オブジェクトとベクタ オブジェクトを混在させることができる」と、Key 氏は述べた。 具体的には、Adobe 製品のように複数のレイヤーを設けることができ、それぞれのレイヤー毎に Illustrator 風のベクタ/ストローク画像作成機能と、『Photoshop』風のピクセル画像作成機能が使える。 Acrylic は次世代製品の開発コード名で、Microsoft はリリース情報について未定としている。ベータ版の有効期限は10月1日までだ。また、同製品が今後も無料のままかどうかについても、明らかになっていない。Key 氏によると、数か月間はベータ版でフィードバックを収集する計画という。 動作に必要な条件については、Web サイト上の説明とヘルプファイルの説明が多少異なるが、Web サイト上では『Windows XP Service Pack 2』、動作クロックが733Mhz のプロセッサ、メモリ256MB、800x600ピクセル24ビットカラー画面が必須条件としており、推奨環境としては、『Pentium 4』プロセッサ、メモリ512MB、1024x768ピクセル24ビットカラー画面になっている。 Acrylic の基になった Expression は、『Windows』および『Mac OS』の両プラットフォーム版があるのに対して、Acrylic は『Windows XP』版のみだ。 関連記事 最新トップニュース
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