ネットワーク機器大手の Cisco Systems (NASDAQ:CSCO) は7月29日、ネットワーク機器に搭載するシステムソフトウェア『Internetwork Operating System』(IOS) に存在する脆弱性の修正プログラムを公開した。同脆弱性は、修正プログラムの公開に先行して、Michael Lynn 氏がネットワークセキュリティ会議『Black Hat Conference』で発表していたものだ。
これまでの経緯を示すと、同氏はネットワークセキュリティ調査会社 Internet Security Systems, Inc. (ISS) のセキュリティ研究者だった。当初同氏がまだ ISS に籍を置いていた時点で、Cisco と ISS は該当の脆弱性について発表を行なわないことで合意していた。しかし同氏は ISS を退職し、7月27日に脆弱性の発表に至った。
これを受け Cisco と ISS は7月27日、同氏と Black Hat Conference を主催する Black Hat に対し、Cisco の独自情報についてこれ以上触れないよう、終局差し止め命令を求めて裁判所に訴えた。翌7月28日、裁判所は Cisco と ISS の主張を認める判断を下している。