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2005年9月8日 13:00

オープンソースライセンス『GPL』、改訂プロジェクト開始

オープンソースライセンスの GNU 一般公的使用許諾契約 (GPL) について、ある人は憲法違反と言い、ある人は革命的と言う。

好むと好まざるとにかかわらず、GPL は、フリーソフトウェア運動の土台であり、Linux およびオープンソース ソフトウェアの指針となっているライセンスだ。

だが使われ始めて14年も経ったことを受け、同ライセンスの管理元 Free Software Foundation (FSF) は、刷新の時期だと言う。そして、GPL Version 2 の改訂に正式着手し、プロジェクト『GPL Version 3 Development and Publicity Project』(GPL Version 3 開発および広報プロジェクト) を発表した。FSF は、コンピュータ プログラムの複製や再配布、研究と理解、変更に関する制限の撤廃を目的として活動する団体だ。

同プロジェクトは、さまざまなユーザーや組織を数多く巻き込んで進められる予定で、最終的に GPL Version 3 を生み出すことになる。FSF は、同プロジェクトについて、「様々な人々や団体に参加してもらって意見を集め、その意見を活かす活動としては、過去最大規模のもの」になると公言している。

GPL は、1989年に初めて明文化され、その後1991年6月に改訂された。GPL は、オープンソース推進団体 Open Source Initiative (OSI) がオープンソースの定義を満たすと認定したライセンスの1つだが、技術的および法律的に言えば「オープンソース」ライセンスではない。むしろ、「無料ではなく自由」という意味の「フリー」ソフトウェア ライセンスだ。フリーソフトウェア運動は、オープンソースという用語が登場する10年近く前に、GPL の執筆者でもある Richard Stallman 氏が始めた。

今回の改訂プロジェクト開始にあたっては、オランダの非営利団体 Stichting NLnet からの助成金15万ユーロが後押しした。同プロジェクトは、Eben Moglen 氏が率いる無料法律相談センター Software Freedom Law Center (SFLC) から法律的な助言を受ける見込みだ。SFLC には、Linux の普及促進を目指す非営利団体 Open Source Development Labs (OSDL) が400万ドルを出資している。OSDL は、Linux の創始者 Linus Torvalds 氏の勤務先でもある。

FSF は、欧州支部 (FSF Europe) と連携しながら、プロジェクト全体を監督する。

FSF のディレクタ Peter Brown 氏は、声明で次のように述べている。「GPLv3 プロジェクトの開始にあたり、われわれが狙っているのは、フリーソフトウェア運動の国際的な広がりを大きくすることだ。この新ライセンスを練り上げるため、われわれは世界中のコミュニティに接触し、今の時代における最重要級の社会的文書を改訂する作業に、必ず参加してもらえるようにしたい」

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