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2005年9月9日 13:00

企業 WAN 分野での基盤強化を狙い、F5 Networks が競合会社買収へ

著者Clint Boultonオリジナル版を読む海外海外発
F5 Networks (NASDAQ:FFIV) は6日、競合会社 Swan Labs を買収することで最終合意に達したと発表した。買収は現金で行ない、金額は4300万ドルとなっている。F5 は、ネットワークを介して利用するアプリケーションの保護および高速化を支援する、アプリケーション トラフィック管理 (ATM) 製品を手がける会社だ。

Swan Labs の事業内容もほぼ同じで、特に広域ネットワーク (WAN) におけるアプリケーションの高速化および保護を実現するハードウェア/ソフトウェアを開発している。WAN は、多数の地点を結ぶ形で広がっているのが一般的で、企業の各支社が同じ情報を交換/共有して確実に意思統一できるよう、遠く離れた各地にある遠隔拠点を結合する例が多い。

F5 は、アプリケーション/ネットワークサービスの共有フレームワークを構築する自社の『Traffic Management Operating System』と、Swan Labs のアプライアンス ソリューション『WANJet』および『WebAccelerator』を統合する予定だ。

F5 は声明で次のように述べている。「両社のソリューションを結合すれば、アプリケーション/ネットワークのセキュリティやスピードを改善し、さらに遠隔地、支部、パブリック/プライベート (ネットワーク) など、つまりどこからでも利用できる点を向上させる統合フレームワークを提供できる」

F5 にとって今回の買収の狙いは、帯域幅問題を克服するための製品/サービス市場において、足場を拡大することだ。組織間を WAN 接続してファイル共有を行なう場合、すなわち広域ファイルサービス (WAFS) を配備する場合など、帯域の逼迫によってサービス品質を維持できなくなるといった問題を考慮する必要がある。

WAFS は、ストレージ分野において注目が集まっているニッチ市場だ。WAFS は、データセンターなど情報リソースが遠隔地にあっても、まるで同一構内にあるかのように利用できる技術だ。

WAFS を運用すれば、各地に支社を持つ企業が、1つのシステムを用いてデータのバックアップを管理できる。企業において、従業員のモバイル化が日々進んでいる昨今、こうしたアクセスの一元化は重要といえる。

F5 の最大の競合相手は FineGround Networks だったが、同社が WAFS 製品市場に参入した後、ネットワーク機器大手の Cisco Systems が買収した。Cisco はその前にも、WAFS 関連の新興会社 Actona Technologies を買収している。

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