IBM の Systems Group に取材したところ、同社は Eメールで次のようなコメントを寄せた。「今回の Dell の決定は、Itanium の開発を共同で行った HP (NYSE:HPQ) にとって、大きな打撃となる。数多くのコンピュータシステム購買層の心をつかもうと、同社はこの10年の間、10億ドル以上もつぎ込んできたからだ」
HP への影響はともかく、Intel と緊密な関係を持つ Dell だが、実のところ Itanium 搭載システムについては、それほど力を入れていなかった。
IBM は自社製の『Power』プロセッサを搭載したハイエンド サーバーを手がけており、一方 HP は、これまでのところ Itanium 搭載のハイエンド サーバーではトップクラスのメーカーだ。そのため両社は、直接競合する関係にある。Dell の決定について HP は、同社の事業ばかりか、Itanium 搭載システム市場全体に打撃を与えるとの見方に対し、強く反発している。
HP のワールドワイド サーバーマーケティング担当ディレクタ Brian Cox 氏は、次のように語った。「Dell はサプライチェーンに依存しており、多様なビジネスモデルは求めず販売台数の多い業者たらんとしている。これ以外にはどんな業態にも適さない。(ハイエンドシステムに必要な) コンサルティングを伴う販売業務を増やすことは、Dell のビジネスモデルに合わない」