高齢者に優しいコンピューティング環境、IBM が新技術IBM (NYSE:IBM) は3日、高齢化社会をにらんだ新技術を発表した。高齢化する従業員の快適さと生産性につながる職場環境を提供できるよう、企業を支援する技術だ。加齢によって身体機能が低下している人々や、身体障害者にも、情報技術を使いやすいようにする狙いがある。
IBM はこれら新技術を、開発者向けサイト『alphaWorks』内に新設した「アクセシビリティ」セクションで紹介している。アクセシビリティは alphaWorks 内で、「セマンテック」と「視覚化」に続く3番目の研究トピックだ。alphaWorks サイトでは、技術のダウンロードや、関連記事その他のリソースを提供している。 新セクションの開設は、同社が先ごろ発表したビジネス コンサルティングサービスに続く高齢化対策にあたる。同サービスは、第2次世界大戦直後に生まれたベビーブーマー (団塊世代) が高齢化し、身体機能が低下することや、定年などによって知識やスキルを次世代に継承する必要があること、従業員の年齢構成が変化すること、などに対処できるよう企業を支援するものだ。 IBM はプレスリリースの中で、米国退職者協会 (AARP) が最近発表した調査に言及している。同調査によると、米国人の10人中7人が65歳を過ぎても仕事を続ける計画を持っているという。 同社の alphaWorks 担当マネージャ Marc Goubert 氏は、次のように述べた。「さまざまな身体機能の低下や障害が出始める年齢になる人々が増えている。われわれは、そうした人々がアプリケーションをもっと使いやすいようにする必要がある」 IBM が今回発表した新技術は、次のようなものだ。いずれもアクセシビリティ セクションから無料でダウンロードできる。 『Web Adaptation Technology』は、ユーザーの要求に応じて、Web ページのフォント/サイズ/レイアウトを動的に変更できるプログラムだ。『Internet Explorer 5.5』以上に対応する。 『Keyboard Optimizer』は、キーボードの使い方からパターンを観察して、キーボード配列やキーリピート、キー応答時間を最適化するユーティリティ プログラムだ。 『Mouse Smoothing Software』は、手が震えてマウスの制御が難しいユーザーを支援するソフトウェアだ。 『Head-Tracking Pointer』は、安価なカメラを使って、頭部の動きを追い、それに合わせてマウスポインタの動作を制御するアプリケーションだ。 『Reflexive User Interface Builder』は、高齢者や身体障害者向けアプリケーションの開発を容易にする API とアプリケーションだ。 関連記事 最新トップニュース
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