Webテクノロジー 2005年10月17日 10:00

RSS リーダーとスクリーンリーダーの連動性は?

著者: Susan Kuchinskas  オリジナル版を読む
2005年10月17日 10:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

RSS を利用したい視覚障害者は、かなり困難を覚悟しなければならない。RSS もほかのものと同様、視覚障害者に対する配慮が必ずしも十分でないからだ。

RSS フィードを購読すると最新ニュースや Blog の更新情報を自動的に得られるようになったことは、インターネットにおける最近の重大事だ。しかし、ニュース自動収集ソフトウェアとしても知られる RSS リーダーは、スクリーンリーダー (音声読上げソフトウェア) との連動性が良くないことが、米国盲人協会 (AFB) の分析で明らかになった。

分析対象にしたのは、『Bloglines』『Feedster』『NewsGator』『FeedDemon』、および『My Yahoo!』の RSS 登録機能だ。AFB は、利用者が多く点字ディスプレイにも出力可能なスクリーンリーダー『JAWS』を使い、これら5主要 RSS リーダーについて、「フィード検索」「購読登録」「フィード読み上げ」が容易に行なえるかを分析した。JAWS は、テキスト読み上げ技術を使って、Web ページの単語を音声に変換する音声合成ソフトウェアだ。

分析の結果、AFB を満足させたものはなかったが、5つの中では Bloglines と NewsGator がスクリーンリーダーとの連動について最も適性が高いことが明らかになった。

分析結果レポートによると、両 RSS リーダーのインターフェースは直感的で分かりやすい感じだという。例えば、Bloglines の「通知」機能は、新しいコンテンツが届くと、ユーザーに音声で知らせるようになっている。なお、Bloglines と NewsGator の幹部に取材を申し込んだが、応じてもらえなかった。

両 RSS リーダーのように、ある程度スクリーンリーダーとの連動性が高いものもあるが、AFB の調査は、すべての RSS リーダーに共通した問題があると指摘している。つまり、視覚障害者にとって、インストール作業ができないこと、メニューバーのナビゲートが難しいこと、それに購読登録ずみ RSS フィードのリストを確認できないことだという。

こうした問題への対応を進めているところもある。

たとえば Yahoo! は、障害者にとってのメディアおよび情報技術のアクセシビリティを研究している団体 National Center for Accessible Media (NCAM) と1年以上前から提携するとともに、Victor Tsaran 氏をアクセシビリティ担当マネージャとして雇って、対策に取り組み中だ。Tsaran 氏は、Eメールで次のように述べている。「われわれは自社製品を系統的に見直し、障害を持った人たちが使いやすくなっているか見極めるとともに、視覚など障害のある人々にとって、より使いやすくするには如何なる対策が必要か検討している」

NCAM の広報担当 Mary Watkins 氏によると、Yahoo! は「製品の発想時点から中核機能にアクセシビリティを盛り込もうと努力している」企業の1つだという。



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