Webテクノロジー 2005年10月18日 14:00

Microsoft、『Windows Vista』の CTP 新版をリリース

著者: Susan Kuchinskas  オリジナル版を読む
2005年10月18日 14:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

Microsoft (NASDAQ:MSFT) は17日、『Windows Vista』のコミュニティ向け技術評価版 (CTP) 新版をリリースした。

CTP のねらいは、開発の初期段階から開発コミュニティと広範かつ密度の高い技術的な協業態勢を組み、よりよい製品を作り上げることにある。今回リリースした CTP は、次期オペレーティングシステム (OS) Windows Vista について、その特徴や機能を開発コミュニティに分析してもらうためのものだ。開発者たちにとっては、早めに情報を得ることによって、同 OS に対応した自社のアプリケーション開発に役立てられる利点がある。

今回リリースした CTP について、Microsoft は最終版には程遠いと警告しているが、いくつもの新機能が入っている。

その代表的なものは、デスクトップ管理ツール、パソコンの診断およびトラブルシューティング機能、ネットワーク スタックを全て統合的に診断する機能、『Network Center』ハブ、「オン」「スリープ」「シャットダウン」各モードの円滑な転換、ファイルやフォルダの共有簡素化、『XML Paper Specification』(XPS) 仕様でドキュメント作成とデジタル署名ができる機能、などだ。

パソコンの診断およびトラブルシューティング機能は、メモリ問題を検知するとともに、ディスクを監視し障害発生時に知らせる。Network Center は、これまでの『Windows』OS にあった『My Network Places』と『Network Neighborhood』に取って代わるハブで、ネットワークにつながったコンピュータや機器を管理する。

今回の CTP には、フィッシングフィルタ機能をはじめ、ユーザーがオプトインしない限り『ActiveX』コントロールが起動しないなど、セキュリティを強化した Web ブラウザ『Internet Explorer』(IE) の新版も入っている。なお、この新版 IE は、タブブラウズ機能を持ち、開いているタブ全てのサムネールを見たり、タブをグループとして保存することもできる。

Microsoft は、標準規格への対応にも力を注いでおり、今回の CTP にそれを反映させた。たとえば、『Cascading Style Sheet (CSS) 2.1』仕様のサポート強化や、Web アドレス内の国際化ドメイン名サポート強化などだ。そして、オブジェクトモデルやビジュアルツールを提供するデベロッパツールバーを備え、『DHTML』仕様や CSS 仕様を使った Web 開発が、より簡単に行なえる。

Microsoft によると、Windows Vista に加わる新機能のうち、『Migration Wizard』『Power Management Center』『Windows AntiSpyware』『Windows Calendar』『Windows Media Player 11』は、まだ開発初期の段階だという。

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