Webテクノロジー 2005年10月19日 13:00

Linux デスクトップ標準化プロジェクト始動

著者: Sean Michael Kerner  オリジナル版を読む
2005年10月19日 13:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

Linux デスクトップ、すなわち視覚的かつ統合性のある操作性を実装した Linux 環境を、より広めていくには何が必要だろうか。オープンソース ソフトウェアの標準仕様を策定する非営利団体 Free Standards Group (FSG) の出した答えは、Linux デスクトップ コンポーネントの標準化だ。

Linux デスクトップ環境としては、すでに『GNOME』や『KDE』がかなりの認知度を得ているが、最近『Xfce』など新たな Linux デスクトップ環境も頭角を現わしつつある。各種 Linux デスクトップの間で、ある程度の互換性をもたせようとする動きはあるものの、これまでのところ、標準化団体による Linux デスクトップの標準を策定しようとする取り組みはなかった。

こうした状況を受けて FSG は18日、Linux デスクトップのコア部分を標準化する取り組みとして、『Linux Standard Base Desktop Project』発足を発表した。同プロジェクトに対しては、すでに Red HatNovellIBMHewlett-PackardIntelAdobe Systems など、Linux 関連業界の大手が支持を表明している。

Linux Standard Base Desktop Project は、各種 Linux ディストリビューション間の相互運用性確立を目指す FSG の代表的な取り組み『Linux Standards Base (LSB)』の下位プロジェクトとして活動する。FSG は最近、LSB の最新仕様『LSB 3.0』をリリースしている。

FSG の上級ディレクタ Jim Zemlin 氏は取材に対し、次のように語った。「(Linux) デスクトップは、ファイル階層や構成ファイルなど既存の LSB を部分的に利用しているが、LSB でカバーしていなかったライブラリやインストール手順については、各デスクトップ間で異なる」

Linux Standard Base Desktop Project は、ライブラリ/API/相互運用性仕様について標準化を目指している。Linux デスクトップ標準仕様完成時には、テストスイートや開発環境はもとより、開発者用ドキュメントおよび実装例なども網羅するという。標準仕様は2006年初頭に公開予定だ。FSB は現在実施中の標準準拠認定プログラムに加えて、Linux デスクトップ標準策定後すぐに認定プログラムを開始する。この認定プログラムを通過したアプリケーションは、「Linux Standard Base Desktop」準拠を明示する認定マークを受けることができる。

トップページ | 画面トップ

Copyright 2008 Jupitermedia Corporation All Rights Reserved. http://www.internet.com/