Webテクノロジー 2005年10月25日 14:00

新興半導体会社の P.A. Semi、高性能省電力プロセッサを発表

著者: David Needle  オリジナル版を読む
2005年10月25日 14:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

新興プロセッサ開発会社 P.A. Semi は24日、約2年の開発専念期間を経て、プロセッサ ファミリ『PWRficient』を発表した。まだ発表だけの段階で、実際の出荷はしばらく先の話だが、高性能省電力コンピューティングを約束するプロセッサがまた1つ登場することになりそうだ。

P.A. Semi の創立者で CEO を務める Dan Dobberpuhl 氏は、取材に対し次のように語った。「われわれが力を入れているのは、消費電力あたりの性能の高さと高い統合性だ。わが社は (プロセッサ構成要素のモジュール化による) 非常に高いスケーラビリティを備え、さまざまな用途における性能要求を満たすプロセッサ アーキテクチャを開発している」

PWRficient ファミリは、マルチコア プロセッサ製品だが、Dobberpuhl 氏によると、同社はまず、データセンター、ネットワーク、セキュリティ、ストレージなどの高性能組み込み用途市場を対象に、デュアルコア製品を投入するという。

その後同社は、4コアないし8コアを搭載した、高性能コンピューティング市場向けシステム用プロセッサとともに、周辺機器あるいはクライアント機器用シングルコア プロセッサをリリースする計画だ。

競争の熾烈なプロセッサ業界に参入するのは、リスクが高いとまではいかなくとも、かなり大胆な行動だ。P.A. Semi の製品は、広範なコンピュータ機器が採用するといった話どころか、実際の市場投入ですらまだ先の話だ。同社の発表によると、デュアルコア製品のサンプル出荷は2006年第3四半期に開始する予定で、シングルコア製品と4コア製品のサンプル出荷は2007年に順次開始し、8コア製品のサンプル出荷は2008年開始予定となっている。

なお P.A. Semi は同じく24日、IBM と『Power Architecture』技術のライセンス契約を結んだと発表した。同ライセンス契約により、P.A. Semi は PWRficient プロセッサ ファミリ製品の開発において、Power Architecture 技術の現行および将来バージョンに完全対応したプロセッサの設計/製造/販売が可能となる。P.A. Semi の製品計画は、まだ詳細が明らかではないが、同社はここ数年、Power.org の創立メンバーの一員として『PowerPC』の開発に関わっている。Power.org は、IBM の Power Architecture 技術に基づくソフトウェアおよびハードウェアの開発を推進する業界団体だ。

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