通常 VoIP サービスの提供は、ブロードバンド接続が必要というのが一般的だった。ところが、低価格 ISP の United Online (NASDAQ:UNTD) は3日、傘下の NetZero を通じてダイヤルアップ向け VoIP サービス『NetZero Voice』の開始を発表し、注目を集めた。
United Online の広報担当者は、どのようにして NetZero Voice が提供可能になったのかとの質問に対し、「独自技術」によるものと述べるにとどめ、詳細については多くを語らなかった。しかし発表から数日後の取材に対し、同社 CEO の Mark R. Goldston 氏は同サービスについて、自社技術に2社の外部ベンダー技術を融合させたものと答えた。
そして現在、この外部ベンダーの内の1社は、CrystalVoice Communications だということが明らかになった。CrystalVoice は10日、同社のソフトウェア『Acoustic QoS』が、NetZero Voice サービスの音声品質を支える技術だと明らかにした。なお United Online の広報担当者は、もう1社のベンダーについても近く公表するかもしれないと述べた。
企業用途レベルの VoIP サービスを支える Acoustic QoS は、インターネット上で音声トラフィックを監視し、音質低下をもたらす様々な問題や帯域幅の狭さを補うため、データと音響の調整をリアルタイムに行なう。
CrystalVoice の CEO (最高経営責任者) Steve Zola 氏は、次のように述べている。「当社は、NetZero が広範囲な成功を達成するため、あらゆる方法において支援に取り組んでいる。それ以外にも、コラボレーション型会議/企業用途のコミュニケーション/Eコマース/移動体通信/中小企業市場などの分野における、自社の認知度拡大に努めている」