Microsoft は15日、スペインのバルセロナで開幕したカンファレンス『Microsoft IT Forum 2005』(15日-17日) において、複数のサーバー ソフトウェアのアップデート版、およびビジネス アプリケーションのリリース予定を発表した。
64ビット コンピューティングへの対応を進める同社はまず、顧客が64ビット コンピューティングの性能を最大限活用できるよう、『Microsoft Exchange Server 12』(開発コード名)、安全で安価な高性能コンピューティング (HPC) ソリューションを提供するクラスタリング サーバー『Windows Compute Cluster Server 2003』、次期サーバー OS の小規模企業向け版『Longhorn Small Business Server』(開発コード名)、および中規模企業向けインフラ ソリューション『Centro』(開発コード名) などの製品を64ビット専用とし、x64 ハードウェアに最適化することを明らかにした。
同社 Windows サーバーおよびツール部門担当副社長 Bob Muglia 氏は、今後『Windows Server Longhorn R2』(開発コード名) がリリースになれば、顧客は64ビットハードウェアへの移行の一端を体験できると述べた。
同氏はまた、サーバー向け仮想マシンソフトウェア『Virtual Server 2005』について、R2 版の生産工程向け出荷 (RTM) を開始したことを明らかにした。正式リリースは12月第1週の予定だ。性能を強化した Virtual Server 2005 R2 の価格は、スタンダード版が99ドル、エンタープライズ版が199ドルとなる。
『System Center Capacity Planner 2006』も12月に RTM 出荷が開始予定だという。これは、『Exchange Server 2003』および『Microsoft Operations Manager (MOM) 2005』ソフトウェアの性能分析を行なえる製品だ。
ほかにも、中規模企業を対象に、IT 環境のセキュリティ/アップデート/モニター/追跡を支援する新製品『System Center Essentials』が開発中だという。
さらに Muglia 氏は、Windows Compute Cluster Server 2003 についても、ベータ2版をリリースしたことを明らかにした。
基調講演に臨んだ Microsoft ビジネス部門社長 Jeff Raikes 氏からは、『Microsoft Dynamics GP 9.0』が12月19日にリリース予定であることが発表された。同製品は、前世代にあたる『Great Plains ERP』プラットフォームの機能と、同社の人気生産性スイート『Office』に似たインターフェースを組み合わせたビジネス管理アプリケーションだ。
Microsoft Dynamics GP 9.0 の価格は、スタンダード版が最大ユーザー4人で3500ドルから、プロフェッショナル版が同7500ドルからとなる。