要するに Linux は宗教ではない、ということだ。
単に Linux を作りたいから作った。
Linux の作成者として有名になり、もてはやされるようになったからといって、
突然自分の態度を変えたり、
Linux オープンソースのリーダーとして業界にメッセージを発信する、
という発想は、彼にはない。
Linux オープンソースが IT 業界に広範囲に浸透し、
業界全体で広く使われるようになると、
テクノロジーに関しても、
IT 業界企業のトップの側から Linux に関するさまざまな要求が出てくるが、
Linus には、
それらの人々に対する特殊なチャネルはない。
あえて持たない、と言ったほうがいいかもしれない。
ということは、
IBM とか富士通とかいった、
通常であれば影響力のありそうな企業でも Linus に直接、
Linux は次はこうしてくれないか、と頼むことはできないのだ。
それはなぜか。
Linux のコミュニティでは、
コミュニケーションは基本的にメーリングリストで行われている。
最初からそうだった。