![]() ![]() ![]() ![]() MS、12月の月例更新で悪用方法が公になっていた脆弱性に対応この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20051214/11.html
著者:Jim Wagner
海外internet.com発の記事
Microsoft は13日、12月の月例更新を発表した。公開した個別セキュリティ情報は予定通り、深刻度が「緊急」のものと「重要」のもの合わせて2件だった。
まず1つ目のセキュリティ情報「MS05-054」だが、これは Web ブラウザ『Internet Explorer』(IE) の累積更新で、10月に公開した「MS05-052」に置き換わるものだ。 MS05-054 で新たに対応した個々の脆弱性を見ると、比較的深刻度の低い「警告」レベルの脆弱性2件と、深刻度が最も高い「緊急」レベルの脆弱性2件だ。深刻度が高かったものは、IE で利用することを意図していなかった COM オブジェクトを、IE でインスタンス化する際に起きる問題と、不適切な DOM オブジェクト処理問題で、いずれも遠隔コード実行を許しかねない。両脆弱性の深刻度は、『Windows Server 2003』および『同 SP1』の IE 6 の場合のみ4段階中下から2番目の「警告」だが、ほかの環境については全て4段階中最大の「緊急」となっている。 後者の不適切な DOM オブジェクト処理問題は、月例更新の先行情報発表の際にお伝えした通り、かねてより悪用方法の概念実証コードが出回っていた脆弱性だ。 同じく MS05-054 で対応した脆弱性の内、比較的深刻度が低いのは、ファイルのダウンロードダイアログ操作の問題と、HTTPS プロキシを利用する際の問題で、最大深刻度は「警告」となっている。 次に、2つ目のセキュリティ情報「MS05-055」は、Windows カーネルに存在する権限昇格の脆弱性に対応したものだ。ただし Microsoft によると、攻撃者が同脆弱性を悪用するには、有効なアカウントを持っており、なおかつローカルでログインする必要があるため、遠隔的な攻撃には利用できないという。対象システムは『Windows 2000 SP4』で、前述の通り深刻度は上から2番目の「重要」だ。 この脆弱性は対象システムの非同期プロシジャコール (APC) に関する問題で、セキュリティ技術会社 eEye Digital Security が5月に発見して報告していたものだ。同社によると、この脆弱性自体は Microsoft の深刻度評価において「重要」レベルだとしても、Eメールワームやウイルスなどと組み合わせて悪用することにより、遠隔的に同脆弱性を突く図式が成立するため、深刻度は Microsoft 基準でいうところの「緊急」に跳ね上がるという。 |