Webテクノロジー 2005年12月15日 13:00

Microsoft、『Exchange 12』のベータテスト開始

著者: Clint Boulton  オリジナル版を読む
2005年12月15日 13:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

Microsoft (NASDAQ:MSFT) は14日、企業向けメッセージ処理サーバーの新版『Microsoft Exchange 12』初のベータ版をリリースした。

Exchange 12 の機能強化点を大きくまとめると、管理性の向上、ユーザー側から見たアクセス性の向上、セキュリティの向上となっている。また、Eメールの極端な増加により、扱うデータ量の急増に直面する企業が増えていることから、高い性能やスケーラビリティの実現も重要な要素だ。そのため Microsoft は、Exchange 12 を64ビット環境に対応させたほか、インストール時の柔軟性も実現した。

まず管理性の機能強化点に目を向けると、新版では管理インターフェース『Exchange System Manager』のグラフィック表示管理コンソールを完全に刷新し、より簡単なナビゲーションと、新たなフィルタリング機能を実装して、管理作業の生産性向上を実現する。

また管理業務における定型作業や反復作業を自動化して、管理者の作業を効率化するため、Exchange 12 は最新の Windows コマンドシェル『Monad』(開発コード名) を備える。同コマンドシェルにより、定型作業のスクリプト処理が可能になる。さらに Exchange 12 では、クライアントの検出および設定を自動化し、社内エンドユーザーサポート業務の手間も軽減する。

次にユーザー側から見たアクセス性の向上だが、Eメールと共に伝言メッセージやファクシミリを統一的に扱い、クライアントソフトウェア『Outlook』以外にも、Web ブラウザを備えた任意の環境からアクセスしたり、通常の電話でアクセスすることもできる。Web インターフェースとしては改良版の『Outlook Web Access』を備えており、Web ブラウザによるインターネットアクセスが可能ならば、特定のクライアント環境に依存することなく、携帯電話を含む任意の環境から利用できる。また音声認識インターフェース『Outlook Voice Access』を通じた音声操作も可能だ。

最後にセキュリティ面だが、北米における1日の平均スパム数は、Eメール全体の40%近くに達し、ワームやウイルスの脅威が増しているため、メッセージ処理システムのセキュリティ強化は重要性が大きい。

Exchange 12 では、スパム対策と悪質コード対策を強化している。まず内蔵のスパム対策機能だが、フィルタ/遮断リスト/Eメール発信者の評価データベースを自動更新するため、管理者の手を煩わせることなく Exchange 環境の確実な保護を実現する。

次に悪質コード対策の強化としては、転送中または格納済みのメッセージをスキャンするため、複数のウイルス対策エンジンを利用することが可能になるほか、拡張子/ファイル名/コンテンツタイプに基づく、強力な添付ファイルフィルタ機能も備える。

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