Microsoft と Apple Computer の関係の歴史に、新たな1ページが加わる。Microsoft は19日、今月31日をもって、Apple の『Mac OS』に対応した Web ブラウザ『Internet Explorer (IE) for Mac』のサポートを終了し、2006年1月いっぱいで配布そのものも停止することを明らかにした。
このような終局は、いつか訪れるものと予想されていた。実際、2003年6月に Microsoft が Mac OS 版 IE の開発停止を発表して以来、同ブラウザが未来のないソフトウェアだということは、誰もが理解していた。
2003年の Mac OS 版 IE 開発終了は、Apple が Web ブラウザ『Safari』の開発にリソースをつぎ込んだ時期と、明らかにタイミングを合わせたものだった。Safari はその後、『Mac OS X』に付属する標準ブラウザとしてデビューを飾った。
Microsoft が運営する Mac OS 対応製品ポータル『mactopia』の製品サポートページでは、Mac OS 版 IE の配布が終了することから、「Safari など、より最新の Web ブラウザ技術へ移行」するよう薦めている。
今回の事態は、1997年に成立した Microsoft と Apple の歴史的和解のことを考えると、実に大きな隔たりを感じる。Microsoft はその際、Apple に1億5000万ドルの資金提供を行ない、見返りに Apple は、当時の標準ブラウザを『Netscape Navigator』から Mac OS 版 IE に切り替えた。