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テクノロジー2006年1月10日 10:00
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あなたの企業、URL で損していませんか (3) ページ名の統一

この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20060110/7.html
著者:サイボウズ・ラボ株式会社 秋元裕樹
国内internet.com発の記事
前回前々回のコラムで、ネットに露出している URL で www の有無を揃えることの重要性を述べてきた。

今回は、ドメイン名以外の URL の不統一に関して説明する。

Web サイトを自分で作成されたことのある方は、index.html などの、サーバーに置いたファイル名がアクセスする際の URL の一部として現れることをご存知だろう。

企業の代表 URL が、こういった index.html などのファイル名を含むかどうか、というのも、前回説明した SEO や口コミサービスに影響してくる要因である。

例をあげてみよう。(*1)(*2)

Google で "http://panasonic.jp/" を検索(890件)

Google で "http://panasonic.jp/index.html" を検索(77件)

おそらく、http://panasonic.jp/ が Panasonic ブランドの代表 URL として設計されているのだろう。しかし、Web 上を探してみれば、http://panasonic.jp/index.html でリンクや言及をしているところが少なからず存在する。

そもそも、ほとんどの Web サーバーには、「ファイル名が指定されていなければ、○○というファイル名(もっとも一般的には index.html)を探す」という機能があり、この機能のおかげで、http://example.co.jp/ という URL でも実際の http://example.co.jp/index.html の内容が表示されるようになっている。

結果として、index.html のついた URL とついてない URL が二つ、内容はまったく同じものなのに Web 上で流通してしまうことがよく起こっている。

このようなことが起こるには、いくつかの異なる原因が考えられる。

(1)自社サイト内のリンク管理ができていない
自社サイト内のページからページへのリンクが、二つの方法でばらばらに張られている。たとえば、ファイル名を見せない URL を代表 URL にしておきながら、ページ内や子ページからは

<a href="/index.html">トップへ戻る</a>

とリンクを張ったりすると、不整合が発生する。トップページに訪れたユーザーは、

a) http://example.co.jp/

b) http://example.co.jp/sub/subpage.html

c) http://example.co.jp/index.html

とサイト内を移動し、a) ではなく c) の、index.html つきの URL にリンクしたり、ブックマークしたりするかもしれないからだ。

a)を開いているときに URL を取ったユーザーと、c)を開いているときに URL を取ったユーザーで、指している URL が別ものになってしまうということだ。

その結果、a)と c)の二つの URL で企業サイトの人気指標が分断されてしまうことがある。

これは Web サイトの製作時に製作者が気を配ることで防ぐことができるポイントだ。

(2)他社サイトや雑誌等に URL を載せてもらう際のリンク管理ができていない
企業の URL を社外に紹介するケースとして、以下のようなものがあるだろう。

  • 検索エンジンへの登録
  • プレスリリース
  • 雑誌等からの取材
  • メールの署名
  • 名刺上での表記
こういった場所で URL を外部に紹介する際に、
  • うっかり代表でない方の URL を紹介したり、
  • 会社として代表 URL をどちらかに統一せずにその場その場で適当に紹介したり
していると、URL の不統一は発生してしまう。

検索エンジンの Yahoo!と Google に登録申請する際に、一方は index.html 無し、一方は index.html 有り、などと申請すれば、これはもう最悪だ。ネット上での代表 URL が、まさに二分して伝播していくこととなる。

こちらは、マーケティングや IR の担当者が留意すべきポイントとなる。

(3)ユーザーが勝手に探してリンクやブックマークをする
実際には一方しかリンクが張られないように注意していても、URL を直打ちして望まないほうの URL でリンクされてしまうことも、少数だが無いわけではない。

このケースまでケアすることができれば完璧だが、実際には(1)、(2) ができていれば問題になるほどのことはないだろう。

どうしても完璧にしたければ、二つの URL が並存することが無いように設定をすることになる。

’/’ のほうに手入力で直接アクセスしても、 ’/index.html’ のほうに転送してしまう、といったように。たとえば、JACCS のサイトでは index.html を外してアクセスしても、必ず index.html つきの URL になるようだ。逆に、’/index.html’ をつけてアクセスしても、’/’ に転送するという手もある。

以上のように、URL 一つ伝えるにしても、気をつけるべき点を知らないと思わぬところで損や取りこぼしをすることがある。

逆に言えば、自社のページから協業他社等へリンクを張る場合にも、相手側がそういった点まで気を配っている会社だとすれば、その気配りを無駄にするような勝手な改変が失礼に当たることもあるだろう。

相手が指定してきた URL に、勝手に index.html をつけたり消したりして使ってしまうことで、相手の URL が最大の効果でネットに広まるのを妨害しているかもしれない。

実社会でたとえてみれば、「株式会社」が前につくか後ろにつくかを確かめずに共同プレスリリースに書いてしまう、といった程度の間違いと言えるかもしれない。致命的な間違いということは無いが、やらずに済めば越したことはないとも言えるだろう。

注1: 記事中の検索結果数やブックマーク数は、2005/12/12 時点のもの
注2: Google では、被リンクを調べる link: ではこの両者を区別しないように工夫されているので、単なるテキストとしての出現を比べた。Google に関しては今記事で示したような index.html の有無によるぶれが問題にならないような処理がされている可能性はある。
(記事提供 : サイボウズ / サイボウズ・ラボ

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