「ロングテール」が可能になったのは、自動でお客様の相手をしてくれる Web サイトにデータを多く置いてもコストがさほど増えないからだ。商品カタログや企業情報、旧製品に関連した紹介・仕様・サポート情報などでも、適切に制作されたページや画像であればページ一枚を置き続けるためのコストは無いに近い。ハードディスクの低価格化もあり、一般企業の Web サイトであればサーバーのディスクのほとんどは空いたまま使われていないということもよくあるだろう。
だが、実店舗のアナロジーを使うと、役目を終えた Web ページを「片付けよう」としてしまいがちだ。現実の店舗やショウルームなら、使い終わったスペースはさっさと片付け、次の商品やキャンペーンのために空けなければトータルのコストが増えてしまう。電車の中吊りでもビルの壁面広告でも撤去しなければコストはかかり続ける。
一方、一旦制作し Web に向けて公開したそれぞれのページは、存続する限りあなたの企業や商品を宣伝し続けてくれる。古いページにリンクしてくれた他サイト、Blog、ソーシャルブックマークなどはあなたの企業の Web サイトが「老舗」であり「重要」であることの証言者でもあるのだ。