Webテクノロジー2006年2月15日 14:00
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Sun、『UltraSPARC T1』プロセッサの仕様を公開

この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20060215/12.html
著者:Clint Boulton
海外internet.com発の記事
Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) が、Linux への肩入れの強さを改めて示した。

Sun は14日、オープンソースプロジェクト『OpenSPARC』を通じて、『UltraSPARC Architecture 2005』および『HyperVisor API』の仕様を公開した。Linux や BSD といった OS や、ミドルウェアおよびアプリケーションを、同社のマルチスレッド対応8コアプロセッサ『UltraSPARC T1』プロセッサ向けに移植できるようにするためだ。

Sun の設計ツール/性能/品質保証担当副社長 Sunil Joshi 氏は、両仕様の公開によって、UltraSPARC T1 プロセッサ用オープンソースソフトウェアの開発が進むと述べた。同社は昨年12月、OpenSPARC プロジェクトを立ち上げ、UltraSPARC T1 の設計情報をオープンソース化して公開すると発表していた。

「技術の公開は、もはや Sun に限った話ではなく、業界全体の流れだ。これによって誰もが自社の事業の潜在的可能性を拡げる機会を得られる」と Joshi 氏は述べている。

UltraSPARC T1 は、マルチスレッド対応8コアプロセッサだ。Sun が『CoolThreads』と呼ぶマルチスレッド技術を備える。

各コアにつき4スレッド、全体で32スレッドを並行処理でき、スレッドごとに異なるタスクを同時実行するという特長を持つ。マルチスレッド対応アプリケーションを組み合わせると、その特長が活き、高い処理速度を実現できる。

Joshi 氏は、マルチスレッド技術について、ユーザーが情報交換に多数の Blog や wiki や RSS フィードにアクセスする、「対話型 Web」の世界における重要技術になると強調している。

UltraSPARC T1 は、Sun がサーバーシステム分野における競争力を取り戻す一環として開発した。この背景には、IBM の『POWER』アーキテクチャや、Dell の低価格サーバー路線の前に、Sun がサーバーシステム分野のシェアを減らしているという状況がある。

OpenSparc プロジェクトは、同社にとって業界の開発者を取り込むための手段だ。Sun は同プロジェクトが、今後のサーバー販売増につながると考えている。

UltraSPARC T1 プロセッサ搭載サーバー上で使えるアプリケーションが増えれば、同サーバーを購入する顧客も増えるという論法だ。

UltraSPARC Architecture 2005 および HyperVisor API の仕様は、OpenSparc プロジェクトの Web サイトからダウンロードできる。


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