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2006年2月16日 14:00

Apple、『Mac OS X 10.4.x』の最新アップデートを公開

Apple Computer (NASDAQ:AAPL) は15日、オペレーティングシステム (OS)『Mac OS X 10.4』の最新アップデート『Mac OS X 10.4.5 Update』を公開した。多数の機能向上と不具合の解消を行なっている。10.4.5 は、Intel 製プロセッサ搭載モデルと、『PowerPC』搭載モデルの『Macintosh』に対応する。

10.4.5 では、America Online (AOL) の Web メールサービスでメールを削除すると、Web ブラウザ『Safari』が予期せず終了するという問題や、Cisco 製サーバー環境で IPSec VPN クライアントを用いる際の不具合、そして『iDisk』の同期容量問題など、インターネットおよびネットワークサービス周りの問題点を修正した。

ほかにも多数の変更点があるが、最近登場したばかりの Intel プロセッサ搭載 Macintosh に関係する部分を取り上げよう。

Intel プロセッサモデルの Macintosh は、従来の Power PC モデルとプロセッサアーキテクチャが異なる。そこで、PowerPC 用バイナリ (アプリケーションプログラムなど) をそのまま動作させるため、Intel プロセッサモデル対応 Mac OS X は実行時コード変換技術『Rosetta』を備えている。

今回のアップデートでは、Rosetta を使って動作するアプリケーションでファイルを開く際の問題を修正した。これは、ファイルオープンダイアログにおいて、ダイアログボックスの右上にある検索フィールドから検索したファイルを正しく開けない、というものだ。

さらに、Rosetta を使って動作するアプリケーションで、『キーチェーン』に関する通知を正しく受け取れない問題も修正した。

Apple は14日、Intel プロセッサを搭載したノート型の Macintosh 第1弾『MacBook Pro』の出荷を、今週から順次開始すると発表した。なお、デスクトップ型の Intel プロセッサ搭載『iMac』は、1月の『Macworld Conference & Expo』で発表すると同時に、出荷を開始している。

10.4.5 アップデートの公開は、2005年4月に Mac OS X 10.4 をリリースして以来、5回目のメジャーアップデートになる。

Apple はこうしたメジャーアップデート以外にも、Mac OS プラットフォーム用に複数のセキュリティ更新を行なっている。もっとも最近のものは、1月にリリースしたセキュリティ更新で、これは『QuickTime』の脆弱性を修正するものだった。

10.4.5 に更新するのは、Mac OS X の自動更新機能を利用する方法と、単体アップデータをダウンロードして実行する方法の、いずれでも可能だ。なお Mac OS X 10.4.4 から 10.4.5 に更新する場合は『Mac OS X 10.4.5 Update (delta)』を用い、10.4.4 以前の Mac OS X 10.4 系列 OS から更新する場合は、『Mac OS X 10.4.5 Update (combo)』を用いる。

今回のアップデート公開直前に、「Maxxuss」と名乗るロシアのクラッカーが Intel 製プロセッサ搭載 Macintosh 用の Mac OS X 10.4.4 をクラックし、一般的な x86 アーキテクチャ互換機パソコンにインストールできるパッチを作成したと公表していた。

Apple が Intel プロセッサ搭載 iMac を発売した際、Intel モデルと PowerPC モデルの両方で動作する OS として、Mac OS X 10.4.4 をリリースした。当初マニアの間では、AT 互換機でも動作するのではと期待が集まったが、実際には動作しなかったため、クラッカー的な風潮を好む手合いの中に可能性を探る動きが生まれた。

なお Intel プロセッサ搭載 iMac 発売からほとんど時間を置かずに、付属 DVD (リカバリディスク) のイメージデータが P2P ネットワーク上に流出している。

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