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2006年2月20日 10:00

AMD と Intel、新たな競争材料は4コアプロセッサ

著者David Needleオリジナル版を読む海外海外発
プロセッサの世界で、デュアルコア プロセッサが主力製品化したのは、まだ去年の話でしかない。しかし、プロセッサ メーカーの両雄 AMD (NYSE:AMD) と Intel (NASDAQ:INTC) は、2007年出荷予定の「クアッドコア (4コア)」プロセッサについて、早くも舌戦を始めている。

半導体業界に詳しい情報コンサルタント会社 Insight 64 のアナリスト Nathan Brookwood 氏は取材に対し、これまで動作クロックがプロセッサの性能指標だったが、これからはプロセッサコア数が、それに代わると語った。

しかし、マルチコア プロセッサにも課題がある。性能を引き出すには、ソフトウェアの作り直しや最適化が必要だ。さらに、全ての側面で旧来のシングルコア プロセッサ システムよりも魅力的という訳でもない。

たとえば、Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) が昨年11月に発表した『UltraSparc T1』は8コアプロセッサだが、必ずしもパソコンに最適ではないと Brookwood 氏は指摘する。

「T1 は Web 配信やトランザクション処理には適しているが、デスクトップパソコンには向かない。なぜなら、多数のパソコン用アプリケーションが依存している浮動小数点演算性能が不十分だからだ」と Brookwood 氏は説明した。

そして4コアプロセッサのターゲット市場は、デュアルコア プロセッサと同様に、まずサーバー市場になる見通しだ。

Intel は今月、4コアプロセッサ『Clovertown』(開発コード名) の技術デモを行ない、マルチコア プロセッサ開発計画の一端を披露した。同プロセッサは、2007年第1四半期にサーバー用として出荷する予定だ。

同社 CTO の Justin Rattner 氏は、数十ないし数百のコアを搭載した、拡張可能な省エネ型コンピュータ利用プラットフォームの開発に必要な、長期研究プログラムの概要を説明した。

Intel は声明の中で、回路/ソフトウェアツール/広帯域ネットワークを網羅した同研究プログラムについて、「将来のハンドヘルド/デスクトップ/モバイル/企業といった用途のプラットフォームがなし得ることを、根本から拡大するものだ」と述べている。

一方 AMD だが、同社は『Opteron』搭載システムの好調を受け、サーバー市場において Intel のシェアを奪いつつある。AMD も2007年に4コアプロセッサを出荷し、マルチコア市場における Intel との競争を続ける意欲満々だ。

AMD のサーバーおよびワークステーション向け製品部門担当副社長 Randy Allen 氏は取材に対し、「当社は2007年に、4つのコアをダイ上に搭載した真の4コア設計のプロセッサと、そのメリットを市場にもたらす」と語った。同氏が「真の4コア設計」と表現したのは、Intel の4コア構成アプローチに対する皮肉だ。

AMD と Intel は短期的な見通しとして、2006年は大部分のシステムが急速にデュアルコア プロセッサに移行すると口をそろえる。

Intel は、3月7日から9日にかけてサンフランシスコで開催予定の開発者向けイベント『Intel Developer Forum』で、プロセッサ ロードマップに関する詳細を発表する。

AMD は、Intel の発表を待って記者やアナリストと会見し、Intel の発表に対する応答と、自社の計画を発表する予定と述べている。

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