Webテクノロジー2006年2月23日 14:00
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Microsoft、『Windows Vista』の新 CTP 版をリリース

この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20060223/10.html
著者:Susan Kuchinskas
海外internet.com発の記事
Microsoft (NASDAQ:MSFT) は22日、『Windows Vista』の新たなコミュニティ向け技術評価 (CTP) 版をリリースした。同社によると、Windows Vista の新 CTP 版 (2月 CTP 版) は「機能を全て完備」したものという。また同社は、コストおよび生産性の面で、Vista 導入のメリットを企業顧客に訴求したい考えだ。

およそ5000人のベータテスターを対象にリリースした今回の CTP 版により、IT 管理者は Vista を導入することで手にし得るメリットと、発生し得る問題について、事前に感触を得ることができる。

Microsoft のクライアントシステム用 Windows 担当ゼネラルマネージャ Brad Goldberg 氏は、電話会見で次のように述べた。「顧客それぞれの IT 環境において、Windows Vista がもたらす影響を理解するため、同 OS の企業用途における能力を試し、アプリケーションの互換性を理解し、内蔵する技術に触れることを、顧客に薦めている」

Goldberg 氏によると、Windows Vista は配備にかかる初期費用と総所有コストを引き下げるほか、システム環境のイメージデータ管理コスト削減や、簡便な更新作業など、様々な形で企業にメリットをもたらすという。

企業では、個々のシステムインストール用イメージデータ管理コストが10万ドルに及ぶこともあるばかりか、ハードウェア プラットフォーム、言語、フォームファクタごとに、別のイメージデータを作成しなければならない、と Goldberg 氏は説明する。しかし Windows Vista では、ハードウェアや言語に依存しないマスターイメージデータを作成できる。もちろん、管理者はイメージデータをカスタマイズする必要があるが、イメージデータの総数を減らすことが可能だ。

更新や修正パッチは、個別のイメージデータではなく、マスターイメージデータに適用する仕組みだ。

Microsoft は今月、Vista の2月 CTP 版リリースに合わせ、同 OS 用インストールイメージデータの作成/編集/配備を支援するツールと文書情報をまとめた、『Windows Automated Installation Kit』(WAIK) の2月 CTP 版もリリースしている。

Windows Vista の2月 CTP 版に話を戻すと、今回の版には、Microsoft が昨年秋の『Professional Developers Conference 2005』(PDC05) で発表した『Gadgets』も新たに実装した。

Gadgets とは、『Windows Sidebar』に収まるミニチュアの XML アプリケーションだ。Windows Sidebar に配置した Gadgets を通じて、Web ブラウザなどを立ち上げなくとも、様々なリアルタイム情報を得ることができる。一般的には、気象情報や RSS リーダーなどの用途が考えられるが、企業用途それも特に IT 管理者ならば、サーバーの運用時間を表示する Gadgets を作成し、自分のデスクトップ上で稼働状況を把握することができる。

Microsoft は、Windows Vista 最後の CTP 版を、第2四半期にリリースする予定だ。2月 CTP 版で機能は全て揃ったため、次の CTP 版で新機能を盛り込むことはないと思われるが、それでも一部の機能には手を加える余地がある。

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