Microsoft、次期 OS『Windows Vista』のラインアップを発表Microsoft は26日、次期クライアント OS『Windows Vista』のエディション6種を発表した。同 OS は今年後半に正式出荷の予定だ。
エディション6種の内訳は、企業向けが2種、一般消費者向けが2種、両対応版が1種で、残る1つが新興成長地域向けのエディションとなっている。こうした多様性は、Linux への流れを止めるべく、広範かつ細やかにパソコンユーザーのニーズに応えようという同社の姿勢の表われといえる。 まず『Windows Vista Business』は、小規模企業から大規模企業まであらゆる規模の企業をターゲットにしたエディションで、業務用途の標準版といえる。新ユーザーインターフェース『Windows Aero』を備え、『Windows Flip』および『Windows Flip 3D』による効率の良いデスクトップ操作を実現するほか、手書き文字認識といった『Windows Tablet PC』機能の統合、そして OS 全体に渡る検索機能の統合などが特長だ。 企業向けとしてはもう1種、Business エディションの機能に加え、大規模企業のニーズに対応した『Windows Vista Enterprise』がある。暗号化技術『Windows BitLocker Drive Encryption』を搭載し、パソコンを紛失したり盗難に遭った場合でも、機密データや知的財産が第三者の手に渡るのを防ぐ。また、『UNIX』用アプリケーションを運用するためのサブシステムも備える。さらに、従来版の Windows でしか動作しないアプリケーションを運用するため、仮想化機能『Virtual PC Express』も内蔵する。 ただし Enterprise エディションは、『Microsoft Software Assurance』または『Microsoft Enterprise Agreement』というボリュームライセンス プログラムを通じてのみの提供になるという。 次に一般消費者向けのエディションを見ていくと、まず『Windows Vista Home Basic』は、Web 閲覧や Eメールおよび簡単な文書作成といった基本的なニーズに対応するエディションだ。検索ツール『Search Explorer』や『Sidebar』、保護者による年少ユーザーの閲覧コンテンツ管理機能などを強化している。 『Windows Vista Home Premium』は、標準的な Windows Vista の機能性に加え、家庭におけるデジタル エンターテインメント機能を強化している点が特長だ。 Premium エディションでも、OS 全体で検索機能を統合しているため、画像/映画/ビデオ/音楽などのファイルを的確に見つけ出すことができる。DVD の書き込みおよびオーサリング機能も搭載し、個人的なビデオや写真、ファイルなどを、DVD ビデオやデータ DVD に焼き付けることが可能だ。 さらに Premium エディションは、総合的なデジタル エンターテインメント用途に対応するため『Windows Media Center』機能を内蔵しており、テレビ番組の録画と視聴や、新たな種類のオンライン エンターテインメント コンテンツ利用などが可能だ。また『Xbox 360』をネットワーク経由で接続し、パソコンの無い部屋でもデジタル エンターテインメント コンテンツを楽しめる。 最後に『Windows Vista Ultimate』だが、これはエンターテインメント用途対応機能、業務用途対応機能、モバイル対応機能を全て詰め込んだエディションだ。 以上の通常エディションは、全て32ビットおよび64ビットアーキテクチャに対応している。Enterprise エディションを除き、いずれも単体のパッケージ製品として販売するほか、パソコンを新規に購入する際に OEM 先のパソコンメーカーから購入できる。 Microsoft はこれら通常エディションとは別に、新興成長地域向けのエディションとして、『Windows Vista Starter』を用意する。Starter エディションは32ビットアーキテクチャの OS で、低価格パソコンに適したエディションだ。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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