Linux Networx、スパコン用ストレージ新ラインアップを発表Linux スーパーコンピュータ専門メーカー Linux Networx は2月28日、スーパーコンピューティング ストレージソリューションの新ラインアップを発表した。同時に、クラスタ型ストレージシステム『Xilo』については、開発を打ち切ったことを明らかにした。
同社のストレージソリューションは、さまざまなスーパーコンピューティング環境における広範なニーズに応えるため、最適な「ハードウェア」「管理ソフトウェア」「高性能ファイルシステム」を組み合わせたものだ。『Value Performance Storage』『Premium Performance Storage』『Ultimate Performance Storage』という3つのレベルに分類されている。 これらソリューションを構成するストレージシステム (ハードウェア) だが、本記事出稿時までに仕様を入手できたのは、『ST2822』(PDF ファイル) と『ST6998』(PDF ファイル) の2モデルだ。Linux Networx によると、両システムとも、ストレージの後付けが恒例化しているスーパーコンピュータ ユーザー向けだという。 ST2822 は、最大122台の Serial ATA (SATA) ハードディスクをサポートし、485MB/秒の持続スループットが可能だ。 ST6998 は、最大224台の Fibre Channel ドライブをサポートし、1600MB/秒の持続スループットを実現する。 ST2822 と ST6998 はいずれも、Linux Networx が昨年11月に発表した Linux スーパーコンピュータ『LS-1』(ミッドレンジ製品) および『LS/X』(ハイエンド製品) と組み合わせて使う。 なお、Linux Networx のストレージ担当ディレクタ Anne Vincenti 氏は、取材に対し、次のように述べている。「わが社は、企業向け市場を対象にしている既存のストレージ製品メーカーと競うつもりはない」 「スーパーコンピュータのユーザーは、スーパーコンピューティングに特化したストレージ関連製品の最適化と緊密な統合によって、スーパーコンピュータへの投資を最大限に活かしたいと願っている。わが社のストレージソリューションは、そうしたニーズに応えるために設計したものだ」と Vincenti 氏は語った。 なお、高性能コンピューティング (HPC) 市場の他メーカーとは異なり、Linux Networx は現在、次世代インターフェース技術『InfiniBand』をストレージソリューションに実装していない。 InfiniBand は、HPC ストレージと企業向けストレージの接続用として、需要がとみに高まっている技術だ。 Vincenti 氏によると、Premium Performance Storage および Ultimate Performance Storage は、4GB および2GB の Fibre Channel に対応する並列ファイルシステム (PFS) を備えるという。そして、ゆくゆくは Infiniband 技術を実装する可能性もあると述べた。 Value Performance Storage には、Gigabit Ethernet 付きと Fibre Channel 付きがある。 Value Performance Storage、Premium Performance Storage、Ultimate Performance Storage は、どれも同社のクラスタ型ストレージシステム Xilo を使わない。 Xilo は、Linux Networx が2004年11月に発表した比較的新しいシステムだが、Vincenti 氏によると、同社はその開発を止めたという。 その代わりとして、昨年 OEM 契約を結んだ IBM の HPC クラスタ用ファイルシステム『General Parallel File System』(GPFS) を使うとのことだ。 関連記事 最新トップニュース
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