Mozilla Japan は2日、都内で開発者向けミーティング「Mozilla Developer Meeting」を開催、技術担当バイスプレジデント Mike Schroepfer 氏が Mozilla プロダクトの現状や最新動向について発表した。
2005年11月に初の大型アップグレードとなる「1.5」を公開した Firefox は、2か月ごとにアップロードするという公約通り、多数のセキュリティ問題を修正した「Firefox 1.5.0.1」を2月にリリースした。現在約4,000万人のユーザーがこのパッチを当てているという。また、2か月後の「Firefox 1.5.0.2」では、Intel ベースの Mac への対応、日本語版の改善がなされる予定だ。
そして2006年第3四半期には「Firefox2.0」が登場する。このバージョンでは、ユーザーインターフェイス、ブックマークと履歴のシステムが強化されるほか、エクステンションマネージャーが用意される。また Mike Schroepfer 氏が「一番楽しみにしている」と語るのはタブの機能向上。セッションの保存機能などが追加される予定だ。エンジンは1.5と同様、Gecko1.8 をベースとする。
Gecko1.9 を搭載する「Firefox3.0」は2007年第1四半期に公開予定。このバージョンはオープンソースの2D グラフィックライブラリ「Cairo」を取り込み、よりリッチな Web の画像表示が可能となる。開発初期段階である2D機能だが、「現在のビルドを試したところ、かなり良好」とのこと(Mike Schroepfer 氏)。他にも Javascript2 の搭載、Python のサポートなどを予定しており、2.0から大きく進化したブラウザとなることが予想される。
アプリケーション開発のためのプラットフォーム「XUL Runnner」についても紹介された。XUL Runnner は、Gecko の技術をもとに、あらゆるオペレーティングシステム上で動作するリッチクライアントアプリケーションの開発基盤を提供する。これを利用したアプリケーションとして有名なのがメディアプレイヤー「Songbird」だ。Gecko 技術による Web の閲覧、ブラウザからの操作など、ネットとの高い親和性が特徴だ。