Webテクノロジー2006年3月14日 13:00
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『Zimbra』と『Asterisk』が提携、テキスト/音声メッセージを統合

この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20060314/12.html
著者:Sean Michael Kerner
海外internet.com発の記事
Zimbra』と『Asterisk』という2つのオープンソースプロジェクトが提携し、テキストベースのコラボレーションと音声ベースのコラボレーションの隔たりを埋め始めた。テキストも音声も一緒に扱うことのできる、オープンソース型のメッセージプラットフォームを構築したという。

Zimbra は、次世代の企業向けメッセージングおよびコラボレーション用のオープンソース型サーバー/クライアント技術を開発しているプロジェクトだ。主力製品『Zimbra Collaboration Suite』(ZCS) は、サーバーとクライアントからなるスイートで、「Eメール」「住所録」「グループ予定表」をサポートしている。

今回の提携は、この ZCS に、Asterisk プロジェクトが開発中のオープンソース PBX ソフトウェア『Asterisk』の VoIP 機能を組み込むものだ。これにより、ZCS の「Eメール」「住所録」「グループ予定表」機能に、Asterisk の「VoIP」通話機能が加わった。ZCS のユーザーは、住所録にある個人の電話番号をクリックして電話をかけたり、予定表に会議出席登録した人々を選んで電話会議を開いたり、ボイスメールに直接アクセスしたりできるようになった。

Asterisk ソフトウェアは、オープンソース界における若き成功者 Mark Spencer 氏がオリジナルコードを作成したもので、現在のバージョンは1.2.5だ。Asterisk については、Spencer 氏が創立し社長を務める会社 Digium が最大スポンサを任じている。

ZCS への Asterisk 組み込みを可能にしたのは、サードパーティの情報システムやコンテンツの組み込み技術『Zimlet』だ。今回、両プロジェクトは、Asterisk 用の Zimlet を開発した。Digium の上級ソフトウェアエンジニア兼 Asterisk の共同管理者 Kevin P. Fleming 氏は、同ツールについて、Asterisk のみに対象を絞った最初のコラボレーションツールだと述べた。同氏によると、この組み込みよって、何人もが出席する電話会議を、何の「機械的設定」作業なしに開けるようになったという。

「適切なコマンドをサーバーに送るだけで、送信者自身も含む出席予定者いっせいに電話がかかり、全員を会議に入れることができる」と Fleming 氏は述べている。

Asterisk は、単なる電話ソフトウェアではなく交換機ソフソフトウェアであるため、これを組み込むと、「VoIP」「固定電話」「携帯電話」「内線電話」のいずれにも接続可能なダイヤルプラン機能を利用できる。

ZCS ユーザーが Asterisk の機能を利用するには、Asterisk 用の Zimlet をインストールするだけでよい。もちろん、Asterisk のインストールも必要だ。

現時点では、Zimbra も、Digium も、同 Zimlet を有料化する計画を全く持っていない。


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