MS06-012 の対象製品は、『Microsoft Office 2000 Service Pack (SP) 3』『Microsoft Office XP SP3』『Microsoft Works Suites』『Microsoft Office 2003 SP1』および『同 SP2』となっている。
Microsoft はセキュリティ情報の中で、「新たに見つかり、公開および非公開の形で報告を受けた複数の脆弱性を解決する」と述べている。攻撃者はこの脆弱性を悪用し、攻撃相手のコンピュータ内にあるデータの読み出し/変更/削除を行なえる。
もう1件の Windows に関するセキュリティ情報「MS06-011」は、特定の Windows サービスについて、プロパティ変更許可レベルが過剰に低いという問題に対応している。対象システムは『Windows XP SP1』および『Windows Server 2003』で、XP SP1 の場合は権限の低いユーザーが、該当サービスのプロパティを変更でき、Windows Server 2003 では、特定グループに属するユーザーならば、該当サービスのプロパティを変更できるという。
Windows Server 2003 の場合は、攻撃者が「Network Configuration Operators」グループに属するアカウントを持つ必要があり、しかもデフォルトでは同グループにユーザーが入らないため、XP SP1 の場合と比べると深刻度は低く上から3番目の「警告」となっている。XP SP1 の場合は、攻撃成立条件が Windows Server 2003 の場合より少ないため、深刻度評価は上から2番目の「重要」だ。