大量データを保存できるサービス、開発者に Amazon.com が提供オンライン小売大手 Amazon.com (NASDAQ:AMZN) は14日、『Amazon Web Services』プログラムの新サービスとして、ソフトウェア開発者が大量のデータを保存できる『Amazon S3』(simple storage service) を開始したと発表した。Amazon Web Services プログラムは、同社が2002年7月に開始した開発者向けの Web サービスプログラムで、子会社の Amazon Digital Services が販売を担当している。
拡張の必要なプロジェクトにおいては、どこにデータを保管するかが開発者にとって悩みの種だが、Amazon S3 サービスは、開発者をそうした心配から解放するインターネットベースのストレージ オプションとなる。 開発者は、ほぼどんなプロジェクトにおいてもストレージインフラとして、Amazon S3 サービスを利用できる。同サービスを利用すると、自分でハードウェアを追加する必要がないため、従来型のストレージアレイを使うのに比べて費用が少なくてすむ。 同サービスは、Web サービス API を通じて提供しており、それを使えば、インターネット上のどこからでも、大小に関係なくどんな量のデータでも、保存や読み取りが可能になる。 この API は、『REST』(REpresentational State Transfer) および『SOAP』(Simple Object Access Protocol) 方式を利用している。開発者は、この API を使うことによって、Amazon.com が自社 Web サイトの運営に用いているものと同じストレージインフラを利用できる。 Amazon S3 サービスには、1バイトから5ギガバイトまで大小さまざまなデータを内蔵したオブジェクトを「書き込み」「読み取り」「消去」できる機能がある。保存できるファイル数には制限がない。ファイルの保存や読み取りは、開発者個々に割り当てられたキーを使って行なう。 ファイルはポリシーに基づいて管理されており、公開することも非公開にすることも可能だ。ファイルの使用権限は、ユーザーを指定して割り当てることができる。 Amazon S3 サービスの利用料は、データ保管が1ギガバイトあたり月額5セント、データ転送が1ギガバイトあたり20セントとなっている。 ポッドキャスト書き起こしサービスの CastingWords は、すでに Amazon S3 サービスを使い始めた。 同社は、音声ファイルを1分あたり42セントでテキスト化するサービスを提供しており、音声ファイルおよびテキストファイルの保存と読み取りに、Amazon S3 サービスを使っている。 Amazon によると、映画業界向けソフトウェア開発会社 FilmmakerLIVE.com も、全世界の顧客向けにデジタル絵コンテの保管および共有場所として、Amazon S3 サービスを利用しているという。 関連記事 最新トップニュース
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