Sun、『UltraSPARC T1』プロセッサの仕様を公開Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) は21日、『UltraSPARC T1』プロセッサの仕様をオープンソースライセンス GNU 一般公的使用許諾契約 (GPL) の下で開発者に無償公開した。
Sun は、UltraSPARC T1 プロセッサ仕様のオープンソース版を『OpenSPARC T1』と名付けている。UltraSPARC T1 (開発コード名『Niagara』) は、64ビット32スレッド設計のプロセッサだ。Sun は先月、UltraSPARC T1 の設計情報を3月末までにオープンソース化して公開すると発表していた。 同社にとって UltraSPARC T1 の公開は、オープンソースプロジェクト『OpenSPARC』の一環となる。先月には、同プロジェクトを通じて『HyperVisor API』の仕様を公開し、Linux や BSD といった OS を UltraSPARC T1 プロセッサ向けに移植できるようにした。開発者は、これら情報を利用して、Sun が「マルチスレッド エコシステム」と呼ぶ環境で、ハードウェアやソフトウェアやツールおよびその他の利用法を開発できる。 Sun のツール設計/性能/品質保証担当副社長 Sunil Joshi 氏は取材に対し、次のように述べている。「われわれは GPL を利用することによって、最先端の製品を使って何ができるか、業界に方向性を示していると思う。このように複雑なハードウェア設計が GPL の下で公開されるのは、今回が初めてだ」 Sun は今回、『Solaris 10』の移植仕様も公開し、同 OS で動くマルチスレッド型のハードウェアやソフトウェアを、サードパーティも開発できるようにした。 なお Sun は、OpenSPARC プロジェクトが『RAMP』(Research Accelerator for Multiple Processors) プロジェクト参加大学と提携したことも明らかにした。RAMP 参加大学には、カリフォルニア州立大学バークレー校、スタンフォード大学、ハーバード大学、カーネギーメロン大学、マサチューセッツ工科大学 (MIT)、ワシントン大学、テキサス大学オースチン校などが名を連ねている。提携の目的は、UltraSPARC T1 の仕様を基に1000コアまで拡張可能な研究システムを開発することにある。 OpenSPARC の仕様については、すでに Simply RISC など数社が支持を表明している。同社 CEO の Fabrizio Fazzino 氏は、次のように語った。「OpenSPARC は、わが社のような新興企業にとって、絶好のチャンスをもたらす。わが社は、OpenSPARC T1 仕様を活用して、組み込み機器市場向けのシングルコア版を開発する。同市場は OpenSPARC T1 仕様の公開前、われわれが手を付けられなかった市場だ」 関連記事 最新トップニュース
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