破片や煙などのゲーム用物理効果を GPU のみで処理する「Havok FX」NVIDIA とクロスプラットフォームサプライヤーの Havok は2006年3月20日、今年の「ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス(GDC)」において、業界で初めて GPU のみで動作する物理効果ソリューションのデモを行うと発表した。
Havok と NVIDIA は共同でのエンジニアリング作業を進めてきたが、その成果として生まれたのが、「Havok FX」という名称で Havok から発売されるソフトウェア製品。 NVIDIA GeForce7シリーズと6シリーズの GPU と、NVIDIA SLI マルチ GPU 技術を使用し、PC ゲーム上で物理的現象のシミュレーションを実現する製品だ。 具体的には、破片や煙、流体などの高度な物理的現象を表現し、ゲーム環境を緻密にするとともに現実感を高めることができるという。 また、すべてが GPU 上でシミュレーションされ、レンダリングされるため、CPU に負荷がかかってゲームのスピード感を損なうようなこともない。 Havok FX では、今日の最新ゲームにおける物理的現象計算の基本的手法ともいえる、固体の物理現象の基礎となる、数千もの固体がぶつかり合う状態を、GPU 側でシミュレーションできる。摩擦や衝突、重力、質量、速度といった要素の計算を GPU 側で行うことが可能となったのだ。 Havok FXは、NVIDIA GeForce 6シリーズや7シリーズの GPU などの Shader Model 3.0をサポートした GPU 向けに設計されている。 Havok FX は現在、一部のデベロッパーに対する初期リリースが行われており、一般販売は今年の夏頃となる予定。 Flagship Studios のテクニカルディレクターを務めるタイラー・トンンプソン氏は、同社の新作ゲーム『Hellgate:London』では、Havok FX を使って新しいタイプの視覚効果を活用し、リアリズムを高めていると述べている。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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