Philips、海外向けハイブリッド液晶テレビ用低価格リファレンス発表Philips は2006年3月28日、記者発表会にて、同年3月6日にオランダで発表したハイブリッド液晶テレビソリューションのリファレンスデザイン「Nexperia TV520」の国内発表を行った。
「Nexperia TV520」は、デジタルとアナログのハイブリッド ATSC/DVB ソリューション。高画質液晶テレビ の低コスト・短期間での開発・提供を実現する。テレビメーカー各社は他のソリューションと比較して BOM(部品構成表)を最大50%まで減らすことができるという。 28日の発表会では、前半にはフィリップス日本法人の半導体事業部事業本部長の、松本 実氏が Philips の半導体事業の戦略を説明した。 Philips の半導体事業の売り上げ内訳は、テレビが40%、PC 向けテレビシステムが8%、STB、DMA、DVDレコーダーなどで15%、AV コンポーネントで37%という構成になっているという。このうちテレビ、PC テレビ、AV コンポーネントの分野で、Philips はトップシェアを獲得している。 今後は、Nexperia デジタルビデオプラットフォームを中心に、低コスト、短期開発を実現できる高画質のシステムソリューションを展開していくという。 後半では、同じくフィリップス日本法人の半導体事業部 TV マーケティングマネージャーアジアパシフィックである Ciaran Fisher 氏が、新製品「Nexperia TV520」の説明を行った。 北米においては、FCC(米連邦通信委員会)の規制などにより、2007年2月までに全テレビのデジタル化を実現しなければならない。テレビメーカー各社は、低コスト、短期間での液晶テレビの投入が急務となっている。 また、大画面テレビの需要拡大、FIFA ワールドカップや北京オリンピックが HD(ハイデフィニション)で放送されること、ディスプレイの低価格化なども、液晶テレビ市場の成長要因となっているという。 「Nexperia TV520」は、北米標準の ATSC とヨーロッパ標準の DVB というデジタルテレビ放送規格とアナログテレビ放送に対応した、ハイブリッドソリューション。基本的には海外仕様の液晶テレビ向けのソリューションであり、海外向けモデルを生産する国内メーカーがターゲットとされている。 従来型のソリューションに Nexperia TV810がある。TV810は2つのコアプロセッサと3つのユニットで構成されているが、新製品の TV520は、この5つを1コアプロセッサ Nexperia Home PNX853X メディアプロセッサで実現するのが大きな特徴。 TV520 はローエンド、ミドルエンドをターゲットとしたソリューションだが、Nexperia PNX505x などのコンパニオン プロセッサを追加するだけでハイエンドテレビソリューションへ簡単にスケールアップできる。 また、これまでは VxWorks が OS として採用されていたが、TV520は Linux にも対応しており、メーカーはカスタム化や再利用が実現できるという。 TV520/20 システムリファレンスデザインによって、テレビメーカー各社は、$45(USD)以下で BOM(部品構成表)を簡素化し、必要なアナログ/デジタル処理機能を実現できる。
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