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2006年4月3日 09:00

Linux 愛好者がボストンに、3日から『LinuxWorld』開催

多くの Linux 愛好者が今週、マサチューセッツ州ボストンに集まる。次の『LinuxWorld Conference & Expo』(4月3-6日) が同地で開催されるからだ。

ただし、この LinuxWorld Conference & Expo では、Linux 大手企業による主要ディストリビューション関連の発表がないことから、業界内の提携や協力の動きなどに注目が集まりそうだ。

業界大手のディストリビューションについて言えば、Red Hat は3月21日に『Fedora Core 5』をリリースしたばかりで、『RHEL 5』のリリース予定は今年夏になっている。Novell も3月20日に『SUSE Linux Enterprise 10』(SLES 10) をリリースし、次いで同31日にコミュニティプロジェクト『OpenSUSE Project』が開発バージョンの最新版『SUSE Linux 10.1 Beta 9』をリリースしたばかりだ。

コミュニティプロジェクト陣営では、Gentoo もすでに最新版『Gentoo Linux 2006.0』を2月末にリリースしている。そして、Debian の『Etch』のリリースは、まだ数か月も先の予定だ。

ディストリビューションのリリースこそないが、今回の LinuxWorld Conference & Expo では、多数の発表があるだろう。

昨年2月に同じボストンで開催された LinuxWorld Conference & Expo で、主力ディストリビューション『Red Hat Linux Enterprise 4 (RHEL)』のリリースを発表した Red Hat は今回、Intel との共同発表を予定している。

同じく LinuxWorld Conference & Expo を、新ディストリビューションのリリース発表や、基調講演で自社の展望説明などに利用してきた Novell は、自社単独の発表および提携先との共同発表を何件も行なうと見られる。

Linux は、しばらく前から、単なる OS 以上のとして存在感を高めている。一部の噂によると、今度の LinuxWorld Conference & Expo における大きなテーマの1つは仮想化だという。

その他の大きな話題としては、『GPL Version 3』(GPLv3) に関するセッションがあり、フリー/オープンソース ソフトウェア (FOSS) プロジェクト支援に熱心な著名弁護士 Eben Moglen 氏が司会を務める。GPLv3 は、Linux に広範な影響をもたらす可能性を持つライセンスだ。しかし、Linux の生みの親 Linus Torvalds 氏は同ライセンスをさほど「熱心」に支持していない点が見落とされている恐れがある。

なお、ハイテク大手の IBM、HP、Intel、AMD、Oracle なども今回の LinuxWorld に参加し、顧客ニーズに応える Linux ソリューションをどのように提供し続けるかついて発表する予定だ。今回の LinuxWorld は、利益追求のみがテーマではない。同イベントの幕開けとなる基調講演には、マサチューセッツ工科大学 (MIT) の研究所、Media Lab の共同創立者で名誉所長の Nicholas Negroponte 氏が登場し、同研究所が貧困層の人々用に開発した100ドルという低価格ノートパソコンについて講演を行なう。ちなみに、MIT は、ボストンの隣町ケンブリッジにある。

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