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Microsoft、『LinuxWorld』の基調講演で相互運用性を語るボストンで開催していた『LinuxWorld Conference & Expo』(4月3日-6日) の最終日、Microsoft の Platform Technology Strategy 担当ディレクタ Bill Hilf 氏が基調講演に立った。長年、オープンソースの敵と考えられていた Microsoft が、LinuxWorld で基調講演を行なうのは、今回が初めてだ。
Hilf 氏は基調講演で、『Windows』と『Linux』間の相互運用性について語り、Microsoft がオープンソース陣営と対立するだけの存在ではない点を強調した。 同氏は、Microsoft が自社の Open Source Software Lab で独自に行なっている相互運用性評価の取り組みについて詳細を説明し、意見交換のために『Port 25』というサイトを開設したと正式に発表した。Port 25 は、Blog などを通じて意見を集めるサイトで、同社のオープンソースに対する取り組みの新たな側面を示すものだ。 「われわれは、当社とオープンソース間にあるシナリオについて、かなり重点的に取り組んでおり、どういったことが起きるのか見極めるため、その過程の試験を行なっている」と Hilf 氏は述べた。 Open Source Software Lab には、300台以上のサーバーおよびクライアント システムがあり、Linux をはじめ、『UNIX』や『BSD』についても、ほぼすべてのディストリビューションを運用している。ハードウェアは、x86 互換システムのほか、IBM の『POWER』アーキテクチャプロセッサ搭載システムや、Sun Microsystems の『SPARC』搭載システムが稼働中だ。 「われわれは、現存するほぼすべての OS を稼動させている。研究室に多様性をもたせるのは非常に重要なため、故意に構成をきわめて複雑にしている」と Hilf 氏は語った。 Microsoft は、OS だけにとどまらず、複数の商用およびオープンソースアプリケーションを、研究室のサーバー全体で評価運用しているという。 Microsoft の Open Source Software Lab における取り組みはすべて、相互運用性を見出すためのものだ。Microsoft は単一ベンダーによる独占を考えているわけではなく、市場には選択の余地があることを認識していると、Hilf 氏は強調した。 「競争しなければならないときもあれば、対等に譲り合って協力しなければならないときもある。当社は現在、IBM、SAP、Oracle を含む多くのパートナー企業とこうした関係を築いている」 Hilf 氏は、ソフトウェア ビジネスに物理法則は当てはまらず、無限の順応性があるとして、「標準とは、市場の状況に適応できなければならない」と語った。 こうした市場の状況を把握するには、フィードバックを得ることが重要だ。そして、これこそ Microsoft が Port 25 サイトの運営で行なおうとしていることだ。 Port 25 というサイト名は、コミュニケーションを体現する名前として、Eメール送信用プロトコル『SMTP』の標準ポート番号から取った、遊び心のある名称だ。 同サイトは、Blog のほか、Open Source Software Lab 所属技術者のインタビュー記事や技術分析記事を掲載している。同サイトの目標は、フィードバックのやり取りを開示して、Microsoft とオープンソース コミュニティの、より円滑なコミュニケーションを実現することだ。
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