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ワコム、タッチパッドとペン入力を融合した新ポインティングデバイスワコムは、2006年4月11日、ノート PC などのモバイル情報機器向けに、電子ペンと指の両方でカーソル操作ならびに入力機能を実現するセンサーインテグレーション技術「ペナブル・デュアルパッド(Penabled DualPad)」を開発したことを発表した。
この技術は、富士通が2006年4月に発売するノート PC「FMV-BIBLIO NB」シリーズ(FMVNB75S、FMVNB55S)にペン入力が可能な「フラットポイント・デジタイザ」として初めて採用される。 「ペナブル・デュアルパッド」技術は、ノートパソコンのタッチパッドに使用されている静電容量方式などのセンサーと、ワコムの電磁誘導方式(EMR)センサーとコントローラーを、独自の方式でシステム化したもの。 これにより、同一のタッチパッド上で電子ペンと指による入力操作が実現できる。従来の指の操作に加えて、電子ペンによる直感的な機器操作と精度の高い文字入力が両立できるというわけだ。 この「ペナブル・デュアルパッド」技術では、電子ペンの EMR センサーと指センサーをデバイスドライバが切替制御する。例えば、通常は静電容量方式のセンサーが機能している状態で、指先でカーソル操作ができる。 電子ペンをタッチパッドに近づけると EMR センサーがこれを感知し、ドライバが静電容量センサー機能を EMR センサー機能に切り替え、ペンによるカーソル操作と入力を可能にする。ペンを遠ざけて EMR センサーがこれを感知しなくなると、通常の静電容量センサー機能に戻る。 この技術を用いると、静電容量センサーだけでなく、他方式のタッチセンサーと電子ペンを組み合わせることもできるという。従来のタッチパッドと同じスペースで電子ペンセンサーを実装できるため、筐体や実装周辺部分の設計を変更することなく、ノートパソコンにペン入力機能を追加できるようになる。 ペンではメモ入力や簡単な描画を、そして指では指先の感覚で簡単な操作をするなどのように、両方を使い分けることでアプリケーションの使い勝手を向上できる。 また、ワコムの電子ペンは電池・コードが不要であり、軽量・小型なので、PC メーカーは電子ペン機能付き製品を容易にラインアップに追加することができるという。 ワコムは、この技術による EMR センサーと電子ペンを、2006年4月より出荷を開始し、最初の1年間で50万本の出荷を見込んでいる。 関連テーマ
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