Sun、シンクライアント『Sun Ray』シリーズ新製品を発表Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) の最新製品は、同社のマーケティング スローガンでもある企業理念、「The network is the computer」(ネットワークこそがコンピュータ) を裏付けるものとなっている。
Sun は12日、ウルトラシンクライアントシステム『Sun Ray』シリーズの新製品2機種『Sun Ray 2』と『Sun Ray 2FS』、およびデスクトップインフラ ソフトウェア『Sun Ray Server Software』の最新版を発表した。 Sun Ray 2 と Sun Ray 2FS は、どちらもブック (本) サイズの超小型で、オペレーティングシステム (OS) もハードディスクも汎用アプリケーションも搭載していない、リモート端末だ。両製品とも『Java Card』技術を搭載したスマートカードを使い、ユーザー認証をサーバーベースのインフラで行なうため、デスクトップ環境のセキュリティが守られる。 Sun Ray 2 (価格249ドル) は、消費電力が約4ワットという超省エネ型だ。USB ポート2基、10/100Base-T イーサネットポート、およびスマートカードリーダーを備える。 Sun Ray 2FS (価格 499ドル) は、USB ポート3基、10/100Base-T イーサネットポート、100Base-FX ファイバポートを備えるとともに、2台のディスプレイを1台として使える「デュアルヘッド」接続機能を持つ。 デュアルヘッド接続機能は、シンクライアントでは極めて稀だ。Sun Ray 2FS では、両方のモニタをそれぞれ最大 1920x1200 ピクセルの解像度で表示できる。Sun によると、これは市場に出ているシンクライアントの中で最大の解像度だという。 Sun Ray 2FS のユーザーとして同社が見込んでいるのは、2台目のディスプレイを価値あるものと高く評価するソフトウェア開発者や証券取引業者あるいはグラフィックデザイナなどだ。 次にデスクトップインフラ ソフトウェア Sun Ray Server Software について紹介しよう。Sun は、競合他社のソフトウェアに対してオープンな姿勢を採っているが、それは Sun Ray Server Software にも色濃く反映されている。 同社は、Microsoft から『Remote Desktop Protocol』(RDP) のライセンス供与を受けており、Sun Ray Server Software 最新版では『Windows Terminal Services』(WTS) にアクセスできるようになっている。 同ソフトウェアは、『Windows』OS のデスクトップやアプリケーションを使いたいユーザーに、その環境を提供する。 Sun は、(昨年 Tarentella の買収で獲得した) リモートアクセス ソフトウェア『Secure Global Software』を、 Windows と『Linux』それに『Solaris』OS の管理用として Sun Ray Server Software に組み込んでいる。 複数の OS を運用できる環境と言えば、Apple Computer が今月5日、Intel 製プロセッサを搭載した『Macintosh』(Mac) に、Microsoft 製 OS『Windows XP』をインストールできるソフトウェア『Boot Camp』のベータ版を公開したことが記憶に新しい。 しかし、Boot Camp では複数の OS を同時に稼動できないため、Windows を起動するには、Mac OS を終了しなければならない。 一方、Sun Ray Server Software では、Linux と Windows と Solaris という3つの OS をテレビのチャンネルのように切り替えて使うことができる。 関連記事 最新トップニュース
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