『MySQL』のストレージエンジンに新たな選択肢データ管理ソリューション会社 Solid Information Technology は17日、MySQL AB のオープンソース データベース『MySQL』用トランザクション ストレージエンジンとして、『solidDB Storage Engine』をオープンソース化して提供すると発表した。
MySQL では、ストレージエンジンとして『InnoDB』という技術を用いているが、MySQL 用 solidDB の登場により、新たな選択肢が増える可能性がある。InnoDB を開発していたフィンランドのデータベース会社 Innobase は、昨年10月 Oracle が買収している。そのため、Oracle が MySQL に対し、何らかの影響力を行使し得るとして、MySQL のコミュニティでは、一部反発する声が上がっていた。 solidDB は InnoDB の代替品となる可能性のある技術だ。ただし、現在のところまだ solidDB はオープンソースではなく、機能要素として MySQL に組み込む契約も、公式には発表していない。 しかし Solid は目下、solidDB を GNU 一般公的使用許諾契約 (GPL) の下でオープンソース化する計画を進めている。これは、同社の事業拡大を速める取り組みの一環だ。 Solid のマーケティングおよび事業開発担当副社長 Paola Lubet 氏は取材に対し、同社のプロプライエタリなトランザクション ストレージエンジン solidDB について、300万件以上の導入事例を誇り、Hewlett-Packard (HP) も IT 管理スイート『OpenView』で採用していると述べた。 Lubet 氏によると、solidDB をオープンソース化することで、Solid は MySQL エコシステムに足がかりを得られると期待しているという。 Solid は24日に開幕する『MySQL Users Conference 2006』で、自社の技術を披露する予定だ。しかし、MySQL を開発する MySQL AB との提携を Solid は未だ発表していない、と Lubet 氏は強調した。 「この件について、もっと多くの発表事項がある」と Lubet 氏は述べる。 17日の発表によると、Solid は同カンファレンス開幕日までに、MySQL 用 solidDB のプロトタイプを、ダウンロードおよびコミュニティ評価用に用意するという。さらに7月にはベータ版を提供し、第4四半期に正式版をリリースする予定だ。そして前述の通り、MySQL 用 solidDB のソースコードを GNU GPL の下で公開する。 「現在オープンソース化を進めている solidDB のソースコードについては、当社が知的財産権を全て保有している」と、Lubet 氏は述べた。 そのため Lubet 氏によると、オープンソース化した solidDB の提供開始後、同ソフトウェアを利用することに関連し、法的な問題や賠償問題などは、一切生じないという。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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