Apple Computer が『Mac OS X』のウイルスに対する強さを謳う新しい広告を開始したばかりだが、Macintosh の OS およびアプリケーションは重大なセキュリティ脆弱性をはらむとの指摘が続出している。
セキュリティソフトウェア会社 McAfee、情報セキュリティ研究機関 SANS Institute、それに独立系のセキュリティ研究者たちが最近、Mac のセキュリティ問題を指摘する報告を続々公開した。
デジタルライフの不快な側面 (セキュリティ問題) に無縁のソフトウェアを作っているとの評判を長年にわたって享受していた Apple にとって、大きな風向きの変化だ。
McAfee は4日、同社の研究機関 McAfee AVERT Lab が Apple 製品のセキュリティ状況に関して行なった調査の結果を発表した。
それによると、Mac OS に見つかった脆弱性は、2003年から2005年にかけて228%も急増したという。これに対して、同期間中に Microsoft 製 OS に見つかった脆弱性の増加率は73%に留まる。
これはリンゴとミカンのように違うものを比較するようなものかもしれない。しかし、McAfee は次のように指摘している。「Apple が2006年3月セキュリティ更新で20件もの脆弱性を修正したことでも分かるように、同社の Mac OS も、悪意を持ったソフトウェアの攻撃に対しては、他の OS と同じように脆弱だ」
一方 SANS Institute も今月初め、インターネットにおける脆弱性上位20件をまとめたレポート『Top 20 Internet Security Vulnerabilities』の最新版を発表し、筆頭項目に「Mac OS/X の重大な脆弱性発見件数の急増」を挙げている。
同レポートには、次のような記述もある。「Mac OS X は依然として『Windows』よりも安全だが、Windows に代わりうる堅牢なシステムとの評判に傷がついた」