間もなく出荷予定の新『Intel Xeon DP』、HP と IBM が採用表明半導体大手の Intel (NASDAQ:INTC) は23日、次期2ウェイサーバー用デュアルコアプロセッサ ファミリ『Xeon processor 5100』(Xeon DP 5100) による、複数のベンチマーク新記録達成を発表した。Xeon DP 5100 は高速性だけでなく、高い電力消費効率 (単位電力あたりの演算性能) も備えるという。
Intel の発表と呼応するように、Hewlett-Packard (HP) が、Xeon DP 5100 および Xeon DP 5000 ファミリのプロセッサ搭載サーバーを発表し、IBM (NYSE:IBM) も x86 アーキテクチャサーバーファミリ『System x』の新モデルを発表した。Intel の発表したベンチマーク結果は、これらの製品に Xeon DP 5100 を搭載して計測したものだ。 Intel は Xeon DP 5100 の出荷を6月に開始する予定で、今回の発表により勢いを得たいと考えたのは間違いないだろう。この背景には、AMD (NYSE:AMD) 製プロセッサ『Opteron』が x86 サーバー市場で好調なことがある。Intel はサーバー市場で依然 AMD を大きく離して首位にあるとはいえ、そのシェアは85%を下回るところまで減少しているという状態だ。 これを如実に示したのが、Dell の AMD 製プロセッサ採用表明だった。なお HP (NYSE:HPQ) は、AMD 製プロセッサ搭載サーバーの最大手サプライヤだ。また IBM も、Intel と AMD のプロセッサ両方に対応している。 HP のサーバー製品マーケティング担当ディレクタ John Gromala 氏は、取材に応えて次のように述べた。「顧客は、電力消費効率や冷却効果の面で大きな進歩を実感し、仮想化環境における画期的な能力を手にすることができると思う」 HP によると、今回発表した『ProLiant』サーバーの新モデル (ラックマウント型、タワー型、ブレード型の計7モデル) は、より優れた長期投資の選択肢となるように設計したという。同社はこれにより、顧客の関心を集めたい考えだ。この構想に基づき、Xeon DP 5100 および Xeon DP 5000 だけでなく、Intel が今後市場に投入する4コアプロセッサにも対応する。また HP は小型フォームファクタの『SAS』ドライブ新製品も発表した。SAS はシリアルバス化した『SCSI』規格のことだ。新ドライブは、ProLiant サーバー共通の汎用ドライブとして利用できる。 なお HP の発表によると、HP Labs が開発した技術により、システムの冷却に要する電力を20%削減できたという。 IBM も HP と同様に、仮想化機能の組み込みと省電力性の改善による優位性を強調している。 IBM はこの日、System x サーバーの新モデル3機種と共に、データセンターにおける消費電力管理自動化ツールの新版『PowerExecutive 2.0』も発表した。PowerExecutive は、IBM の『POWER』プロセッサ搭載ブレードサーバー製品をはじめ、同社のあらゆる x86 サーバーで利用できる。PowerExecutive 2.0 を使う利点の1つは、電力の消費傾向から、今後必要な電力量をより正確に把握し、電力料金交渉をより有利に進められることだという。 なお System x サーバーの新モデル3機種は、6月早々に出荷の予定だ。アプリケーション性能は90%向上し、1ワットあたりの性能も最大163%向上したという。HP も新モデルに関し、処理能力と電力消費効率の両面で性能向上を果たしたと述べている。 関連記事 最新トップニュース
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