Red Hat、2つのコラボレーション プロジェクトを発表『Linux』ディストリビュータ大手 Red Hat は1日、年次イベント『Red Hat Summit』(5月30日-6月2日) において、趣きの全く異なる2つのコラボレーション プロジェクト、『108』と『Mugshot』を発表した。
趣きの違いとは、108 プロジェクトが従来のコラボレーション型開発路線に沿ったものであるのに対し、Mugshot がソーシャルネットワークに似たプロジェクトである点だ。Red Hat のような企業向けベンダーがソーシャルネットワーク的なものを提供するのは、意外の感がある。 一見すると Mugshot はソーシャルネットワーク サイトに見える。しかし、Red Hat は必ずしもそのように考えていない。 同社の開発者 Havoc Pennington 氏は、Mugshot の Blog に次のように書いている。「最近いくつかの記事で Mugshot について『ソーシャルネットワーク』と説明しているが、私から見ると誤解を招く説明だと思う。(どこを見ても) わが社がその用語 (ソーシャルネットワーク) を使っていないことに気づいてもらえるはずだ」 Mugshot の Wiki サイトによると、同プロジェクトは「エンターテインメントにまつわる、活気ある社交体験を創出するオープンソース プロジェクト」だという。同プロジェクトは、クライアント側もサーバー側も、100%オープンソースのソフトウェアで動いている。 Mugshot は現在、2つの機能を提供中だが、どちらも従来型ソーシャルネットワーク サイトが提供しているものに似ている。 そのうちの1つ、『Link Swarm』は、他人と Web リンクを共有するという点で Yahoo! の『del.icio.us』に近い。 もう1つの『Music Radar』は、ユーザーが音楽再生クライアント (『Yahoo! Music』用クライアントや『iTunes』など) で聴いている音楽を、自分のスペース MySpace や Blog に表示できるものだ。 Mugshot には、近くもう1つの機能『TV Party』も加わる。こちらは、テレビに関するコミュニケーションツールになりそうだ。 Red Hat は、Mugshot についてソーシャルネットワーク サイトの代替としてというよりも、それらサイトと連携して、同社が「活気ある社交体験」と呼ぶものを、それらサイトにおけるコミュニケーションに加えるツールと捉えている。 Pennington 氏はまた、Mugshot が持つ大きな特徴の1つとして、同プロジェクト内のアプリケーションが Jive Software の Jabber/XMPP サーバー『Wildfire』を介して、リアルタイムに結ばれている点を挙げた。 こうした斬新なアプローチと並行して Red Hat は、従来の共同開発に近いコラボレーション プロジェクト、108 も開始している。 Red Hat は、108 プロジェクトを、オープンソース検査ツール開発の拠点にもする予定だ。 関連記事 最新トップニュース
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