第3世代のインフラ仮想化ソフトウェアスイート、VMware が発表仮想化ソフトウェア大手 VMware が5日、第3世代のインフラ仮想化ソフトウェア『VMware Infrastructure 3』を発表した。仮想化によって企業の IT 環境を最適化するスイート製品だという。
VMware Infrastructure 3 は、すでに多くの企業で使われて定評のある『VMware ESX Server 3』と『VMware VirtualCenter 2』に、4つの新製品『VMware VMFS』『VMware Distributed Resource Scheduler (DRS)』『VMware High Availability (HA)』『VMware Consolidated Backup』を組み合わせている。 VMware ESX Server 3 は、VMware 最強の「サーバー」「ストレージ」「ネットワーク」仮想化プラットフォームだ。『VMware Virtual SMP』機能が付いており、1台の仮想マシンで最大4基の物理プロセッサを使うことができる。『VMware VirtualCenter』は、仮想 IT インフラ管理の「効率化」「自動化」「簡略化」「セキュリティ対策」を行なうソフトウェアだ。ユーザーの作業を中断させることなく、稼働中の仮想マシンを1台の物理サーバーから別の物理サーバーに移動可能な『VMware VMotion』機能が付いているため、業務に影響を与えずに IT 環境のメンテナンスができる。 VMware Infrastructure 3 スイートが搭載する4つの新製品を簡単に紹介しよう。 VMware VMFS は、仮想マシンに最適化したクラスタ型の分散ファイルシステムだ。異なるストレージアレイにあるデータを統合してプールし、アプリケーションで利用できるようにする。 VMware DRS は、リソースプールの利用状況を常時監視し、利用可能なリソースを仮想マシンに割り当てるソフトウェアだ。仮想マシンのリソースに余裕がなくなると、前述の VMware VMotion を使って仮想マシンを異なる物理サーバーに移行して、必要な容量を確保する機能を持つ。 VMware HA は、仮想 IT 環境全体の可用性を高めるソフトウェアだ。オペレーティングシステム (OS) やハードウェア構成の違いに関係なく、仮想マシン内で稼働するアプリケーションの可用性を、コストや複雑なクラスタ技術ぬきに高める。 VMware Consolidated Backup は、中央プロキシサーバーを強化し、『ESX Server』にかかる負荷を減らす、中央バックアップ ソフトウェアだ。 VMware Infrastructure 3 には、最大4ウェイの対称型マルチプロセッシング (SMP) 仮想化機能も加わり、仮想 CPU 4基およびメモリ16GB にまで拡張可能のため、データベースや ERP および CRM などといった大規模な業務アプリケーションの仮想化も可能になった。そして、iSCSI SAN および NAS ストレージをネイティブサポートしているため、支社など分散している所にあるインフラを低コストで仮想化できる。 VMware Infrastructure 3 には、次の3エディションがある。 『VMware Infrastructure Starter』は、ローカルストレージあるいは NAS ストレージで運用する中小規模企業向けだ。ESX Server による仮想化のほか、管理エージェント VirtualCenter を介して、完全な管理機能を提供する。価格は、2プロセッサあたりで1,000ドルとなる。 『VMware Infrastructure Standard』は、エンタープライズワークロードの仮想化用のスイートだ。ESX Server のほか、Virtual SMP、クラスタ化した VMFS、および VirtualCenter を含む。価格は、2プロセッサあたり3,750ドルとなる。 『VMware Infrastructure Enterprise』は、データセンター向け製品だ。多くのインフラ仮想化機能を介して、大幅なコスト削減および IT の劇的な簡素化を実現する。同スイートは、上述の製品 ESX Server、VMFS、Virtual SMP、VirtualCenter、VMotion、DRS、HA、Consolidated Backup の全てを含んでいる。価格は、2プロセッサあたり5,750ドルとなる。 VMware Infrastructure 3 は、昨年10月からベータテストを続けていたもので、今月中に出荷開始の予定だ。 関連記事 最新トップニュース
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