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Intel Mac 用仮想化ソフトウェア『Parallels Desktop』発売Apple Computer (NASDAQ:AAPL) の最近のテレビ CM では、『IBM PC/AT』互換機より、自社のパソコン『Macintosh』(Mac) を選択するメリットを謳っている。ここで重要な訴求点の1つが、Mac に乗り換えても以前のように『Windows』環境をあきらめる必要がないことだ。
かつて Mac と PC 互換機は、異なるプロセッサを搭載しており、Mac で Windows 環境を使おうとしても、全てソフトウェアエミュレーションで賄う仮想化環境に頼るほかなかった。しかし Apple が Mac を Intel 製プロセッサベースのハードウェアプラットフォームに変更したため、Windows のネイティブ動作が可能になった。 現在 Apple は、『Boot Camp』というベータ版のソフトウェアを提供し、『Mac OS X』と Windows のデュアルブート環境を実現している。 だが新興会社 Parallels は、Apple よりも格段に使いやすい異種 OS 運用環境を開発した。 Parallels は15日、仮想化ソフトウェア『Parallels Desktop for Mac』を発売した。同社はこれまでベータテストを実施していたが、10万人を超える参加者が集まったという。 Apple が次期 Mac OS X で、どのように異種 OS 運用環境を実装するのか、未だ分からないが、少なくとも Boot Camp はデュアルブートを実現しているに過ぎない。つまり Boot Camp では、Mac OS X と Windows の同時運用ができず、OS を切り替えるには再起動が必要となる。 一方 Parallels Desktop は仮想マシン上で Windows が動作するため、Mac OS 環境と併用できる。仮想マシンといっても、CPU は x86 アーキテクチャのため、完全ソフトウェアエミュレーションによる仮想化環境よりはるかに高速で動作する。なお、Boot Camp と Parallels Desktop のどちらも、Windows を別途購入してインストールする必要がある。 Parallels のマーケティング担当ディレクタ Ben Rudolph 氏は取材に対し、「わが社にとって中核市場は、Intel 製プロセッサ搭載 Mac ユーザーすべて」と述べた。 しかし市場調査会社 NPD Group のアナリスト Stephen Baker 氏は、同製品について次のような見方を示した。「専門家やパワーユーザーにとっては素晴らしいもののようだが、誰もが欲しがるような製品ではないと思う」 Baker 氏は同ソフトウェアと Windows を新規購入する価格が、格安の PC 互換機を追加購入する費用に比べてあまり変わらないと指摘した。しかし、単一マシンの同一画面内で異種 OS が同時に動作することにメリットを見出すことも可能だろう。 また、Parallels Desktop が対応するのは Windows だけではない。同ソフトウェアを使った仮想マシン上では、『Linux』『FreeBSD』『Solaris』『OS/2』『eComStation』、そして古き良き『MS-DOS』さえも動作する。さらに、Windows と Mac OS 間のコピー&ペーストも実現している。 Parallels によると、独自の仮想化エンジン開発と、Intel 製プロセッサ搭載 Mac が備える Intel の仮想化技術を活用することにより、2つの OS の同時運用を実現できたという。 Parallels Desktop の通常価格は79.99ドルだが、15日から30日間は49.99ドルで提供中だ。 関連記事
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