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世界最速スパコン『BG/L』、自己記録を更新高速なコンピュータは多くあるが、その上を行くのが IBM のスーパーコンピュータ『Blue Gene/L』(BG/L) だ。
米エネルギー省の国家核安全保障庁 (NNSA) と IBM (NYSE:IBM) は22日、世界最速スーパーコンピュータ BG/L が自己記録を更新したと発表した。IBM によると、BG/L は最新実験において、207.3テラフロップス (1秒間に浮動小数点演算を207兆3000億回) という持続的性能を達成したという。これは持続的な浮動小数点演算性能の新記録だ。 この記録を達成できた理由について IBM は、BG/L が搭載した『PowerPC 440』プロセッサのデュアルアーキテクチャ浮動小数点演算ユニット (FPU) の長所をより活かすことのできる新しい数値計算ライブラリを、ソフトウェア研究者が開発できたためだと説明している。1年前には、BG/L の持続的な浮動小数点演算性能は100テラフロップスに届いていなかった。 BG/L はすでに、最速スーパーコンピュータ上位500リスト『Top500』によって、ピーク性能367テラフロップスを達成した世界最速のスーパーコンピュータと認知されている。Top500 リストは中立的な組織が年2回発表しており、最新版が今月発表される予定だ。今回207.3テラフロップスという持続的性能を達成した BG/L は、13万1072個の PowerPC 440 プロセッサを使っていた。 BG/L は、NNSA のローレンス リバモア国立研究所に設置されている。今回の新記録は、国家安全保障に重要な物質科学シミュレーションを行なうためのコンピュータコード『Qbox』上で達成した。Qbox は、第一原理分子動力学 (FPMD) に基づくコードの1種で、温度や圧力が極端に高い/低い条件下における金属の特性を予測するために設計されたものだ。こうした金属の特性予測については、物質科学や高エネルギー密度物理学の研究者たちが、かなり前から取り組んでいる。FPMD に基づくコードは、原子レベルの複雑なシミュレーション用として、冶金学、固体物理学、化学、生物学、ナノテクなどを含むさまざまな科学分野で使われている。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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