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2006年7月3日 09:00

オープンソースは肉体も救う

Microsoft は同意しないかもしれないが、オープンソースのソフトウェアは多くの場合、IT 運用における厄介ごとを緩和してくれる。しかしそればかりではなく、健康障害の緩和にも役立つ。

IT に従事する人々の多くは、非人道的なほど長い時間をコンピュータに縛られて費やしている。キーボードで文字を打ち込み、スクリーンを凝視し、まるで根が生えたように何時間も椅子に座ったまま過ごす。

じっと動かない状態とキーボードおよびマウスの反復的な操作の組み合わせは、明らかに人体に害をもたらす致命的なものだ。反復性ストレス障害 (RSI)、腱鞘炎、手根管、あるいは単純に背中や首の痛みなど言い方はさまざまだが、問題は現実的で、命にかかわる危険性さえある。

症状を何と呼ぼうと、RSI 関連の障害は、回避も予防も可能だ。重要なことは、人間工学に基づく作業環境を用意することにある。

まずは、キーボード、マウス、モニターに対して適切な位置に座ることが最初のステップだ。体に与えるストレスを軽減するよう、人間工学的に優れた設計のキーボードとマウスを用意することも良い考えだ。

人間工学に配慮したマウスやキーボードといえば、Microsoft 製品が有名だ。もちろんハードウェアだけでは十分と言えない。しかし Microsoft もそれは承知しており、同社のハードウェアサイト内では、コンピュータを使う上で健康障害を回避するための資料を公開している。

しかし、休憩やストレッチをするタイミング、エクササイズの指導、キーボードとマウスを使った作業時間、こうしたことを自動的に教えてくれるソフトウェアがあれば、非常に便利だろう。

幸運なことに、そのようなソフトウェアは存在する。さらに素晴らしいことに、この種のアプリケーションで恐らく最良のものが、オープンソースとして無料で手に入る。

RSI 予防アプリケーション『Workrave』は、『GPL』ライセンスのソフトウェアで、インストールや設定も容易に行なえる。同ソフトウェアには、『Windows』版と『Linux』版がある。同ソフトウェアでは作業時間について、単に操作の手を休める小休止周期、RSI 防止エクササイズ (10種の運動を視覚的に提示する) と組み合わせる休憩周期、1日の総コンピュータ作業時間制限という3種を用意し、それぞれ通知してくれる。これらの時間はカスタマイズ可能で、さらにはどの程度休憩指示を無視したかも記録する。

ほかにも、マウスやキーボードの操作量を見ることが可能だ。

Workrave の開発者 Raymond Penners 氏は、次の『Workrave 2.x』シリーズに向けて、将来の仕様拡張に備えたソースコードの手直しや、(ネットワーク処理およびエクササイズなどの) 機能を切り分けプラグイン化するなど、いくつかのアイデアを考えている。

それが実現すれば、Penners 氏は自動マウスクリック機能など、別の機能を組み込むことができる。Workrave 2.x シリーズの予定リストには、可能ならばもっと 3D アニメーション化したエクササイズをさらに増やすことや、統計の細目化、そして統計情報を中央サーバーに格納することなどが上がっている。

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