Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) の『Java Platform, Enterprise Edition』(Java EE) は厄介な代物で、そのため開発者は使うのを止めたり、最大限活用せず必要なところだけかいつまんで利用したり、あるいは別のオープンソース開発ツールを検討している。この傾向が続くようなことがあれば、Java EE は実を結ぶことなく終わる可能性がある。
これは調査会社 Burton Group が3日にリリースしたレポート『JEE5: The Beginning of the End of Java EE』で示した結論だ。同レポートの筆者で、Burton の上級アナリスト Richard Monson-Haefel 氏は「そうなれば良いと私が思っている訳ではない」と混ぜ返した。
5月に正式リリースを迎えた Java EE 5 は、大規模な分散型の企業アプリケーションを構築するための、包括的な Java サービスおよびミドルウェアの集合だ。しかし、同プラットフォームの抱括性を決定づけた対価は、明白な複雑性となって現われていた。同プラットフォームの備えるきめ細かな API は、取り組むにはあまりに数が多く、価値以上の作業をもたらしていると、Monson-Haefel 氏は推測する。
同氏によると、Java EE 5 は以前よりも優れた版だが、相変わらず非常に複雑で、要するにこの複雑性が Java EE プラットフォーム離れを促進しているという。開発者たちは、『Microsoft .NET』『Ruby on Rails』『Spring』『Tomcat』などの他プラットフォームに移ったり、Java EE プラットフォームを最大限活用せず必要な部分をかいつまんで利用している。
これは Sun だけの責任ではないと、Monson-Haefel 氏は述べる。同社が Java 開発に用いている『Java Community Process』(JCP) は、多くの標準化組織に比べればかなり機敏だが、もっと機敏性の高いオープンソース開発手法には敵わない。