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Microsoft、写真を3次元で体感できる技術『Photosynth』を開発Microsoft (NASDAQ:MSFT) の研究部門 Microsoft Research から、また1つ画期的な新技術が登場する模様だ。
同社の新技術『Photosynth』は、複数の写真から3次元空間を作り出し、マウスを使ってその空間を飛び回ることができるものだ。 Photosynth のソフトウェアは、複数画像の類似性、すなわちある建築物の写真ならば、窓/壁/出入り口などの共通要素を割り出して結合し、それらを3次元空間に再構成して表示する。 たとえば、ロンドンのトラファルガー広場のような名所で撮影した多数の写真や、ある家についてアングルを変えて撮影した多数の写真があったとする。Photosynth はそれらを3次元空間に配置し、あたかも歩きながらその被写体を見ているかのように、あらゆる角度から眺めることができる。 この種の技術は、一般に仮想現実などの名前で知られており、以前から存在する。写真を用いた仮想現実空間を構築する際、画像マッピングの手間を少なくするため、比較的厳密な撮影を要するが、Photosynth の場合は、記念撮影程度の感覚で撮った写真から、3次元空間を構成できる点が特徴となっている。これを支えるのが、視覚的な特徴の抽出技術で、この点こそ Photosynth の肝だ。 Photosynth を開発した、Microsoft Research の主席研究員 Richard Szeliski 氏は、次のように話している。「これは、写真にさらなる次元を与えるものだ。このシステムを体験すれば、大半の人は写真をスライドショー形式で見るように、平坦な印象を受けることはない。大抵は、3次元世界を自由に飛び回りながら眺めているように感じる」 各写真からは、複数のアルゴリズムを使って、何百もの示差的特徴を抽出する。そして複数の画像について共通する特徴が見つかると、Photosynth はその部分の3次元的位置を推定する。 その結果、複数の写真を1つの画像に結合することが可能となる。これは、撮影方向的な繋がりだけでなく、撮影倍率的な繋がりも実現する。つまり3次元空間における連続的な体験として、任意の方向を見回すだけでなく、被写体に近づいたときにも、その細部を見ることができる。 Szeliski 氏によると、同技術は Web による活用に向けたものという。すなわち、3次元空間を構成する全ての画像データをまとめて送るのではなく、表示に必要なごく一部のみのデータを送出する。たとえば多数のクローズアップ写真を組み込んでいても、拡大表示するまでは、その画像データを送らない仕組みになっている。 なお Microsoft によると、年内にも Photosynth のリリースを見込んでいるという。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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